Solicitation:4th game 6
「もう完成したのか!」
「本当に2分で仕上げるとは、言うだけの事はあるの。」

茨の壁の向こうから、例のアナウンスが聞こえる。


『Aチーム、正解です。番号は、52番、です。』


「其処が40番だね。向こうが41だから、」
「52ってあっちか。」

上を見ながら移動するAチーム。

(50・・・51・・・52!)

「見えたぞ、あれか!」

真田の眼前に見える、缶に書かれた52の数字。
目標が見えれば後は簡単だ。

「貰ったあ!」


「弦一郎、駄目だ!」


何、と思ったが時既に遅し。

真田の打ったボールは真っ直ぐに52番の缶に向かって伸び。
そして、直前で弾かれ、50番に当たった。

「な・・・!」

なんだと。
何故だ、自分はちゃんとやったし、コースもあのままなら当たっていた筈なのに。


「私達が、ただ手をこまねいて見ていると思っていらしたのですか?」


声の方向を見やると、そこに居たのはBチーム。

「・・・どういう事だ。」
「遅かったか・・・妨害だよ、弦一郎。弾かれたんだ。」
「妨害!?」
「そりゃあそうじゃ、フィールドは一緒。自分達はする事が無い。とくれば、」
「相手の邪魔か。確かに、やらない理由はないわね。」

居る場所が完全に分断でもされているのなら話は別だが、今はそうじゃない。
相手の足を引っ張る事だって出来る。

「おい、ルールに抵触はせんのか!」
「此方としてもそれは考えたが、黒崎の思考。それに現状で何か咎め立てするようなアナウンスも無い事から、妨害はして良い。そういうルールになっている確率、99.98%だ。」
「くっ・・・!」

「と、いうわけですので、我々も妨害に尽力しましょう、五十嵐さん。」
「おー!邪魔は苦手だけど、頑張るお!」
「うーわ、面倒くせ。」
「ああ、実際の所厄介ぜよ。」

「まあ、その代わりと言ってはなんだけど、状況はこっちとしても同じだ。こっちからそっちの妨害をしても良いし、妨害を防ぐなとも言われていない。ふふっ、混戦になるね。面白そうだ。」
「なるべく穏便に頼む・・・」

そんな桑原の願いも空しく、アナウンスが無慈悲なお知らせを告げる。


『52番、を、倒せませんでした。正解番号が更新されます。Aチームのプレイヤーは、再度パズルを解き直してください。』


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