カルデア日記


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カルデアという機関から要請されて海外の雪山へ行くことになったのは、ひと月ほど前のことだ。
世界がどうのとなにがなんだか分からないけれど、親と先生と見知らぬお国の人に言われ、パスポートをとり、スーツケースいっぱいに詰め込んで、飛行機に乗った。
カルデアへやって来たのは、つい昨日のことだ。

そして今日、私は死にかけた。
運悪く、死にかけたのではない。むしろ逆。運よく、私は生き残った。
私以外のほとんどのひとが死んでしまった。

カルデアのモニタールーム、それから特異点Fと名付けられた場所で見た地獄が頭の中から離れない。
そう生き残りのひとりであるロマニさん――本人からDr.ロマンと呼んでくれと言われたので口頭ではそう言っているけれど、やっぱり慣れない――から、日記を書いてみるといいと言われた。書き出してみることで、冷静になれるそうだ。
たしかに、ちょっと落ち着けた気がする。
今日は疲れたので、もう寝ることにする。
おやすみ。

日記


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