幸せを連れて逢いにいく
運命ごと抱いてやる
冷たい星を蹴って走れ
ツリーのてっぺんをあげる
密やかな恋にする覚悟、だった
カフェオレに勇気をひと匙

イルミネーションに背を向けて、君へ
ぱちり流れる好きの合図
夜明けまできみと手を繋ぐ
冬さえとろけるくちびる
裏返しのあいしてる
ペダルを踏んだのはどっちだ

太陽は彼女を抱きしめる
耳許で囁くあまやかな誘惑
うらはらな戯言と頬の温度
饒舌に語るきみの頬の赤
結った髪と浴衣の隙間
ゆらゆら夏を二人の間に閉じ込めて
艷めくリップが誘うせい
あなたをおとすのためのあれこれ
一途な恋を愛にして
わたしの恋をあなたは愛だと笑った
ナイショばなしは夜に

お嬢さん、お手をどうぞ
隠れて繋いだお祭りの夜
最後の花火はきみと見たい
繊細な優しさに口づけて独り占め
キミが僕にくれた全部を花束にして
空にかざしたキラキラで乾杯
マシュマロ越しのキスをしよう
永遠の先でまた会えたら
ベッドの中、瞳だけでおしゃべり
きみの喉にアルコール、とろり
くちうつしで流し込んだ下心

優しさの雨で満たしてふたり
振り向いたその笑顔に心中
その強がりを剥ぎ取って全てさらけ出して
今日は僕だけの君でいて？
はじけたソーダ（に、忍ばせた下心）
その線を飛び越えて迎えに来てよ
銃口に花を、傷口にキスを、君に愛を
紡ぐ声に潜ませた媚薬
揺れる乙女心を叱らないで。掴まえていて
桜みたいな恋が降る

つま先立って誓う未来
しゅわりとろける魔法
深い快感に溺れながら、
（本当はただ繋いだ小指の永遠を祈った）
繋いだ小指が似合わないことくらい
（分かってて僕ら深い快感に溺れたんだ）
世界中の綺麗をきみにあげる
ちりばめられた星屑のなかで君だけをみてる
僕のまえではただの女の子でいて