2019/01/19
山姥切

多くの本丸がそうだと思うが、例に漏れず俺たちの本丸も無事四年目を迎えた。普段であれば練度上げを面倒臭がる主が、いまは効率が比較的良く練度が上げられるからと頻繁に俺たちを出陣に駆り出している。戦をするのは俺たちの本分だから思う存分戦に使ってくれて構わない。それは、本丸全員の総意だ。
しかし、練度が皆一様に中途半端なせいで、練度上げ待ちの刀が複数いるのが現状だ。主も誰を育成するか悩んでいる様子だった。悩んだ末に、今は長義と鯰尾の上限を目指しつつ極の俺や短刀たちの練度もこつこつあげることにしたらしい。

鯰「なんで今更俺の練度上げなんですかね?」
俺「面だろう」
鯰「面」
長「ここの本丸はそんな基準で決めているのか?」
俺「俺が初期刀になったのもひとえにこの顔が主の好みだったからだ。つまり、俺に顔面がよく似た長義も選ばれるのは当然だろう」
長「俺がお前に似てるんじゃなくて、偽物くんが俺に似てるんだよ!」
鯰「俺は山姥切さんたちと顔面似てないんですけど!?」
骨「山姥切と本歌、兄弟と俺がにこいちなのが気に入ったと言っていた」
長「この本丸はそんな基準で決めているのか…!?(二回目)」
俺「この本丸で重要なのは面だ」

正直、俺の面が好みの主が、長義の面を気に入るのは必然だったと思う。