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2018/05/08 - 接触禁止令

ココにぐだぐだーっと書くのも久しぶりです。清花です。
まず始めにトップページにも書きましたが、謝罪を。

当サイトにあった屋根裏部屋の裏小説がALICE+さんの規約に違反していると拍手にてご指摘がありました。
慌てて小説投稿ガイドラインを確認し、間違いなく私が違反していたので屋根裏部屋は丸ごと小説を削除させていただきました。
ご指摘くださった方、ありがとうございます。本当に申し訳ありませんでした。

そして本当にありがたいことに、屋根裏部屋を撤去に惜しむ声をいただきました。
そんな中、まことに申し訳ないのですが、暫くシンク裏夢に関しましては公開予定はございません。
むしろ一部の小説はバックアップを取らずに消してしまったため、最早私の手元にもない常態という……。
元々シンクの裏夢を書くことに妙な背徳感を覚えて非常に遅筆だったので(今更何をと言われるでしょうが)、これを機にいったんAの裏夢から離れようかと思います。
もし復活するとしたら別のHPレンタルサーバーさんから小説ページだけ引っ張ってきます。
流石にお引越しは無理だー。(話数的に)

tkrbではがっつり裏夢書いてるんですけどねー。
シンクだと……なんでだろう、二歳だからだろうか、書いてていけないことしてる気分になります。
阿呆な話ですが。

あ、合わせてインフォメーションも書き換えないといけませんね。
そちらもまた時間とって変更します。

久しぶりの日記がこんな謝罪とメモで申し訳ない。
あ、でも最近A熱がちょっと最熱しているので今月は二回更新できると思います。
レイズありがとう!!参謀総長動かせるとか最高かよ!!!
大谷ボイス最高ですなやっふうううぅ!!

追記はおまけです。
数字って目が滑るので合計数とか全然数えてなかったからいろんな意味で今更感あるけど気にしないでくれると嬉しい。

言論IFでお礼小説

〜〜祝:累計三十万打〜〜
(30回キスしないと出られない部屋)

「意味が解らない」

部屋に掲げられた看板の文字を読んで頭を抱えていると、隣で呆然としたシンクが思わず口から出たというようにぽつりと呟いた。
看板の下には数字のゼロが三つ並んでいる。もしかしなくともカウンターだろう。

「……何で僕達ここにいるんだっけ」

「細かいこと気にしちゃ駄目ですよ」

今本編のいつあたりだろうとか、何でこんな変な場所にいるんだろうとか、そもそもダアトの技術力でこんな部屋造れるのかよとか、気にしちゃ駄目だ。
IFである時点でご都合主義全開なのだから気にするだけ無駄なのだ。あ、言ってて泣きたくなってきた。泣いていいかな。

「きす」

「魚のことかな?」

「現実逃避?」

「したくなるでしょ」

聞きなれない単語を口にするシンクに天ぷらが美味しいよねなんて明後日の方向に思考を飛ばしてみてもすぐに修正がかけられる。
仕方ないのでため息と共に何故か置いてある真っ赤なソファへとどさりと腰掛けた。シンクも少し迷ったあと、仮面を外して私の隣にとさりと腰を下ろした。
何となくお互いの顔を見て、シンクが僅かに頬を染めながらさっと視線を逸らす。どうやら聞きなれない単語ではあったが、意味は知っていたらしい。
気まずさを感じてしまったが、『ええい、ままよ!』と勢いだけを頼りにシンクの胸倉を掴んでその少年特有のまろい頬にちゅっと唇を押し付けた。

かしゃん。

音がしたほうを見るとカウンターが『001』になっていた。良かった。唇へのキスじゃなくてもカウントされるらしい。
ホッと胸を撫で下ろしたのもつかの間、すぐに腕を捕まれシンクに睨まれた。何故。

「ちょっと、僕は無視?」

「え?あ、いや、ごめん。つい……でも唇じゃなくてもカウンター回るみたいだよ、良かったね」

「……もういい、僕からする」

「え」

言われた意味が解らずきょとんとしていると、何故かそのままソファに押し倒される。
キスをするのに何故押し倒す必要があるのかと慌てたが、シンクの下から逃げるより先に首筋にキスが降ってきた。

かしゃん。

ちゅっとわざとらしいリップ音が立つのと同時にカウンターが回る音がする。
そのまま間を空けずに少しずれた場所にまた一つ、続けて耳のほうに移動してまた一つと、さほど時間をかけずに次々にキスの雨がふってくる。
その勢いが少し怖くてやんわりとシンクの胸元を押してみたが、シンクが片手で私の両手をまとめて掴んでしまったため、私の抵抗は無意味に終わった。

かしゃん、かしゃん、かしゃん。
かしゃん、かしゃん。
かしゃん、かしゃん、かしゃん、かしゃん。

移動し続ける唇から一体何度キスが降ってきたか解らなくなったとき、唇の端に降ってきたキスにどきどきしていたのだが、ついに私の口まで塞がれてしまう。
もしやとは思ってたが、実際にこうしてマウストゥマウスでキスをされると驚いてしまった。
しかも長い。下唇を甘噛みされたかとおもうと、ぬるりと口の中に入り込んできたシンクの舌が私の歯列をなぞる。
上あごを擽るように舐められ、逃げ出した舌を無理矢理辛め取られる。

「んむ、ぅ……ふっ、ぅん……んく、ぅあ、は……っあ、んっ」

唇の隙間から漏れる吐息は艶めいていて、びくりと震えた私に気づいていただろうにシンクは私の舌を吸うのをやめてくれない。
うまく呼吸ができなくて段々と頭がぼうっとしてきたあたりでようやく唇は離れ、口の端から混ざり合った唾液がつぅ、と零れた。

かしゃん。

「……え」

もしかしてアレで一回のカウントなのか。慌ててカウンターを見れば現在の数字は『026』。
ココから出るには後四回のキスが必要らしい。
嫌な想像をしながらシンクを見れば、舌なめずりをしたシンクがどこかぎらついた目で私を見下ろしている。
そう、まるで獲物を見つけた肉食獣のような……。

「後四回しなきゃ、部屋から出られない。言い換えるなら、後四回しない限り、部屋のドアは開かない」

「……シンク?」

「たまには独占させてよ」

馬鹿なことを考えるなと言おうとしたのに、ぼそりと付け加えられた言葉に何も言えなくなってしまった。
どうやら結構に我慢をさせてしまっていたらしい。

「……息つぎくらいさせて」

「鼻ですれば?」

何でか解らないんだけど難しいんだよ、という反論の言葉は、降ってきた噛み付くようなキスに飲み込まれた。
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