私得(笑)誕生日企画 パート裏
「騰…」
玄関に入り、前にいた騰の裾を掴む。すると振り向いた彼はとても驚いた顔をして私を見つめると私の耳に手を掛け、
私は彼の首に腕を回して
どちらともなくキスをした。
さっきよりもお互い求め合い、激しいキス。でも私の方が息をつく暇がないくらい騰に求められていた。
「ん、…んッッ……ンッ」
訴えたところで彼の耳には入っていないのかなかなかキスを止めようとしてくれない。
しきりに髪を撫で角度を変え、リップ音を立てキス独特なお互いの呼吸音が
静まり返った玄関に響いて私は完全に彼に溺れていた。
「……騰…ッ……」
リップ音と共に唇が離れると、私は呼吸を整えるように大きく息を吸った。その時の彼が、乱れた髪をかきあげる仕草に色っぽさを感じてドキッとして目が離せなくなったのは本人には絶対伝えてやらない。
もう一度彼を呼ぶために口を開きかけたとき、手を取られそのまま寝室まで連れていかれた。
心臓の音がここまで大きく聞こえるのも久々かもしれない。
「……あ、待って……」
連れて来られた寝室で騰はスーツの上着を脱ぎ始めていたが、私は急いで寝室の出入り口に向かったが後ろから腰を捕まえられてしまった。
「晋」
「違う。シャワー浴びなきゃ……」
「……………初めてを風呂場でするのか?」
一緒に入る前提か…と微かに笑う。
「…あら。騰って意外にロマンチストなの、ンッ……」
私の冗談を話し終える前に、彼は私のうなじにキスをし、腰を自分に強く引き寄せていた。そのキスは、音を立てて私の肩に移ると同時にワンピースの背中のファスナーをゆっくりと外していた。
「風呂場も好きだが……私は脱がせる方が興奮する」
そう耳元で吐息混じりに話す騰は、腰まで下ろしたファスナーと共にブラのホックを外しワンピースの上から胸を揉み始めていた。
「…ん、…ぁ………ッ…」
続けられる執拗な耳元への執着とキスは首筋から肩へと続き、
外された下着が次第にずれていくため、彼の指が敏感な突起している部分を微かに布越しに触れる。
「……騰、ん……なんか余裕がない、みたいねッ………」
耳元で聞こえる彼のいつもより荒い息遣いに、頭を向けるとフワッと彼の香りがしたのと同時に上からキスが降ってきた。
私はそれに合わせて体を彼に向け、開けられたファスナーから見える背中に直に彼の手が触れるのに体が興奮を覚える
ゆっくりと彼の手によって脱がされていく衣服を背後手に私は快楽へと溺れていった。
おわり。
お目汚し失礼いたしました。
表現!難しい!!
「あれ?…早いね」
朝日が眩しくて目を覚ますと目の前に騰がおらず、起き上がって探すと部屋にある一人がけのソファーでマグを持ちながら座っていた。
シャワー浴びたの…かな。
手で伸ばした先にあった薄いシーツを体に巻きつけ騰に近づき、「貰える?」とマグを受け取り、それを飲むと騰がジッと見つめているのを感じた。
「どうかした?」
「晋は……
いつも強気に振舞っているくせに、ベットの上だと可愛いんだな」
「!?」
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