ギロクル





「す……きだ……」
「顔真っ赤にして何言ってんすか、罰ゲームなら他所でやれっての」
「ふん、悪かったな!」
てっきり影からケロロが見ているのかと思っていたがそうではないらしくネタばらしにケロロがやってくる事はない。誰も見張っていないのならそんな罰ゲームやったと嘘を付いておけばいいものを、律儀にやってくるあたり、真面目ではあるがそれに巻き込まれるこちらは迷惑だ。この間から何度も同じ罰ゲームをやらせているケロロに文句を言った方が早いと、カメラでケロロを探して、一方的に通信回線を繋ぐ。
「隊長、いい加減に罰ゲームに俺を巻き込むなよナァ」
「クルル?……何の話でありますか?」
「ギロロ先輩に”嫌いな奴に告白”って罰ゲームやらせてんの隊長だろ」
「罰ゲームだったとしてもギロロが好きでもない相手に告白するわけないでありますよ、昔やろうとしたらめちゃくちゃ怒られてさぁ〜、……あり、ひょっとしてギロロに告白された?」
「……されてねぇ、じゃあな」
一方的に繋いだ回線を同じように一方的に切断する。心臓がうるさい程に音を立てて、身体の奥から熱くなる。いつも罰ゲームだと思っていたのに、まさか本気の告白だったなんて思いもしなかった。もし冗談なんかじゃない告白だと知っていたなら、と栓のない事を考えるのはすぐにやめて、ラボのセキュリティを最大まで上げる。



明日からどんな顔をして会えばいいのか、全く分からなかった。












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