※出水と千聖がお風呂はいってるだけ
エロくはないが雰囲気注意!


冬場のお風呂はめんどくさい。
こーちゃんもお泊りに来ているが悪いけど入りたくない。
お父さんも今日はいないし明日は休みだから朝シャンすればいいかと油断して毛布にくるまる。
だが、それを幼馴染兼彼氏が許さなかった。
特に寒いから入りたくないといえばこーちゃんが入れと布団をひっぺがされて寒脱衣所で服を脱ぐ。
体を洗って湯船で一息。
「ふー、この瞬間だけはあったかーい。」
至福のひとときを満喫しているとガラリと扉が開く。
「ちょ、なんで入ってくるの!いくらこーちゃんでもそれは…。」
胸を隠して後ろを向くと喉でクツクツと笑う。
確信犯だな。
「ガス代もったいないと思ってな。
今更だろ。」
そうニヤニヤと入ってくる彼は下心満載だ。
幼馴染として小さい頃からお風呂は一緒に入ってたし恋人としてもそれなりに経験はしてる。
だけれども恥ずかしいものは恥ずかしい。
「え、エッチなことはダメだからね!絶対にだよ!」
釘をさすとはぁいと間延びした返事が返ってくる。
彼も体を洗い、浴槽に入って来たので出ようとすると詰めろと言われて仕方なく左端による。
「ふぅ、こうやって入っているとガキの頃思い出すな。
お前が冬の風呂に渋ってアヒルちゃんがないと入らないって言ったっけ。」
余計なことばかり覚えているんだからと半ば呆れてため息をつく。
「はぁ、こーちゃんなんでそんなことばっか覚えてるのさ。
じゃあホラー映画見た時怖くてねれなくなったの誰だったっけ?」
「げっ、痛いとこつくなよ。」
「ふふふ、こういうのは幼馴染の特権だよ。
んー、もう暑いから出ていい?」
「ちょ、ちょっと待て!」
ザバッと風呂から上がると私だけタオルをつけてないことに気がつき顔を真っ赤にして風呂場を出て行く。
「…見た?」
「み、みてねぇ。」
声が震えてる。
絶対これは嘘だ。
そう確信しつつ互いに無言を貫き風呂場を後にした。



「…色っぽかったな。」
俺は千聖の裸を見慣れてるはずなのにいつも以上にドギマギしてしまった。
暑さでほんのり色づいた肢体と流れる水滴がより意識してしまう。
それなりに経験はしてるというのに。
「ああくそ!」
忘れようとすればするほどあの一瞬の出来事が脳裏にはなれない。
ムクムクと湧きあがる欲をみて一人で処理するかとため息をつく。
俺はそういうつもりで下心を持ってあいつに迫ったが今日はそういう気分じゃないらしいのでこれ以上深追いはしない。
恋人であってもそれはわきまえないと嫌われる。
「あーでも触っとけばなぁ。」
後悔先に立たず、でも眼福であった。