白いベッドのある薄明るい部屋で向かい合い、小さな手がひとつひとつ俺の着ているシャツのボタンを外していく。全部外し終えると、今度は代わって俺がなまえのシャツを脱がせていった。
 急く気持ちが現れ、淡い色のレースの下着が見えたところで俺は彼女をシーツの上に押し倒す。「なまえ」と彼女の名前を呼ぶと、小さな口から「五条くん」と拙い声が返ってきた。ヤバい、いつも以上にめちゃくちゃ可愛い。
 引き寄せられるようにそのまま口づけると、それに答える形で小さな舌先が俺のものに触れた。それを了承と受け取り、今度は無我夢中で彼女の口の中まで犯していく。甘くて蕩けそうで、すでに溶け合っていてもおかしくない。キスだけでやめ時が分からないくらい、バグったように気持ちがいい。
 時折漏れる甘い声は加速装置にしかならず、下半身を弄る手が柔らかい太ももに阻まれようと、指先の勢いは止まることを知らない。上と同じ淡い色の下着を取っ払い秘部へ直接触れると、ナカは洪水かよと思うくらい十分すぎるほど濡れていた。嬉しくなって加減なんて忘れて、俺はひたすら彼女のイイトコロを探す。
「ん、ぁ、五条くん……」
 キスの合間に呼ばれた名前に蓋をするように、もう一度なまえの唇を塞ぐ。俺と同じ五条。だけどまるっきり他人。今はそれで良かったと心底思っている。
 外からも善がる場所を押してやった。企み通りに俺の口の中には甲高い声が響く。こういった加虐心が抑えられないところを傑によく指摘されるが、こんな興奮状態で抑えなんてきくわけねーだろ。

「もう挿れてもいい?」
「うん、きて」
 乱れた彼女を前に、いつのまにか自分も身に纏っていた衣類全てが脱ぎ去られていた。隔てるものなく、小さな入り口に自身をあてがう。すると予想以上に、つるんと滑るようにすんなりと奥まで入ってしまった。なまえは俺と違って初めてじゃなかったのかと勝手に落胆しかけたが、慌てて彼女の様子を確認する。
「悪ぃ、痛くない?」
「平気だよ。あのね、すごく気持ちいい」
 なまえはへにゃりと笑う。俺の好きな顔だ。そのあとは理性を忘れたかのように、俺は彼女の上で馬鹿みたいに腰を振っていた。



 目覚めと同時に、股間部分に妙に生暖かい感覚をかんじる。布団を捲るとそれは確信にかわり、今度はやけにその部分だけがスースーとした。間違いなく出ている。
「……最悪」
 もちろん欲求不満を絵に描いたような夢オチで、俺となまえの仲は全くもって進展などみせていないのであった。
雷鳴 3話