ももの膝の上に向かい合わせに座る佐紀ちゃんは、すでに色っぽい表情でももを見つめる。
片方の腕で佐紀ちゃんの腰を固定して、もう片方の腕で太ももを撫でた。
「佐紀ちゃん、キスしたい?」
「…ん」
「いいよ」
暗にももからはしない、ということを伝えると目で「いじわる」って言われた気がした。
頬を両手で挟み込まれて顔を固定されたかと思えば、大好きな佐紀ちゃんの顔が近づいてきて。
「ももっ……」
「んっ、………っ…」
佐紀ちゃんからの激しくて甘いキスに早くも腰がくだけそうになる。
そんなもものことなんてお構いなしに佐紀ちゃんは好き勝手に唇を奪う。
「…佐紀ちゃ……、ストップ…!」
キスの合間に必死に止めると佐紀ちゃんは切なそうな顔で見つめてきた。
佐紀ちゃんの口端を親指で拭ってあげる。
「いきなり、激しすぎるよ……」
「……ごめん…」
顎を引いて上目遣いで謝る佐紀ちゃん。
なんてあざといんだ。
「佐紀ちゃんのせいでもも、我慢できない……いい?」
「もも、はやく」
腰に回していた手をするりと服の中に滑らせると、スベスベな背中の感触。そのまま手を上に移動させてホックを外した。
「佐紀ちゃん、手はここ」
今更恥ずかしいのか、ももの腕を掴んで小さな抵抗を始める佐紀ちゃん。そんな佐紀ちゃんの手首を掴み、ももの首の後ろに回す。
「手握ってて。離しちゃダメだよ」
「……」
素直にももの首の後ろで自分の手を握る佐紀ちゃん。
佐紀ちゃんの肌に再び触れ、指を滑らせる。わきの下を撫でると佐紀ちゃんが苦しそうな顔をした。
「佐紀ちゃん、ここ弱いもんね」
「…やっ……」
指先を使って触れるか触れないかの距離で行き来させる。佐紀ちゃんの息が明らかに荒くなっていくのが分かった。そんな佐紀ちゃんに、少なからず興奮する自分がいた。
「もっと触ってほしい?」
「…うん……」
「どこを?」
少し赤い頬をさらに真っ赤にさせ、目を逸らす佐紀ちゃん。ももの首の後ろで組んでた手を解いて、ももの手を自分の胸に導いた。
「あーあ、佐紀ちゃんずるいなぁ」
「だ、だって…言うのは恥ずかしいから」
「それに、手離しちゃダメって言ったのに」
「あ…」
「おしおきしなきゃね」
再び佐紀ちゃんに自分の後ろで手を組ませ、すでに主張している突起を片方、強くつまんだ。
突然の強い刺激に、ももの膝の上でびくんと跳ねる佐紀ちゃん。
「…っ!」
親指で捏ねると佐紀ちゃんは声にならない悲鳴をもらした。
最中の佐紀ちゃんはいつもしかめっ面で、なにかに耐えるような表情。その顔がたまらなくいやらしくてそそられる。
「佐紀ちゃん、またお顔がえっちになってるよ」
顔を隠すようにももの首筋に埋める佐紀ちゃん。悦んでるくせに。
片方の手を下に伸ばすと佐紀ちゃんがそれに気づいたように足を閉じようとした。
「残念、閉じられないよ」
ももの膝に跨ってるから、ももが膝を閉じない限り佐紀ちゃんの膝も閉じられない。
ズボンの中に素早く手を滑り込ませる。
指で下着の上からなぞると、そこはもう十分過ぎるほど潤っていた。
「…佐紀ちゃんの変態」
「んっ…、……っ…」
声にならない吐息をもらしながらももの与える快感に耐える佐紀ちゃん。体勢のせいで、その甘い吐息が耳に当たる。そのままではこっちの方が絶頂に達してしまいそうなくらいクラクラする。
「痛かったら言ってね」
「…あっ、…!ももっ………」
中指の先で下着の隙間を見つけて挿しこみ、入口を見つける。いつものももならそこで焦らしたいところだけど、もう無理。ももが限界。そのまま佐紀ちゃんの中へと侵入した。
「……ふっ…ぅ……、んっ」
ももの指の動きに合わせるように佐紀ちゃんの腰が動く。
自分の額とこめかみに汗が流れるのが分かった。
「佐紀ちゃ…きもちい……?」
「…ん、きもち、い」
佐紀ちゃんの水音に混じる小さな声。
その声が指の動きを加速させる。
「ぁ…や、だっ……ももっ!」
「…っ……や、じゃない、…でしょ?」
余裕なく応えると、ももの首の後ろの服を掴みながら佐紀ちゃんは震えながら言った。
「…、…まだやだっ……!」
「ぇ………」
思考が追いつかず、止めることができない動き。
その瞬間、佐紀ちゃんの身体が大きく跳ねた。
佐紀ちゃんは空気を求めるように肩で大きく息をする。
すっかり火照った手を下着から抜いて佐紀ちゃんの腰を支える。佐紀ちゃんは応えるようにももの身体にふにゃりともたれ掛かった。
ゆっくりとゆりかごのように揺れるとだんだん落ち着く佐紀ちゃんの息のリズム。
「……まだいやだったのに」
佐紀ちゃんがポツリと呟いた。
そんなことを言われたのは初めてで思わずにやける。佐紀ちゃんに見られてないから気にしない。
「もっかいする?」
「バカ、体力もたないし」
「やってみなきゃ分かんないよ?」
「明日コンサートなんですけど…」
そんな佐紀ちゃんを無視してさり気なく手をずらして見たけど抵抗なし。
こうしてさり気なく、さり気なく、2回戦目がスタートした。
end.
diva!