2015正月アンケート企画 仁王ver

仁王が大好きすぎる彼女。




3、2、1、!



『仁王!!!あけましておめでとう!!!!』


「はいはい、あけましておめでとう」



そういって仁王はあたしの頭を撫でてくれた。仁王の手、細っこいけど意外と大きくて好きー!


って、そうじゃなくて。


今日はお正月!元旦!


てことで、カレカノのあたし達は毎年の様に仲良く初詣に…………って、寒がりアンド面倒臭がりのあたし達が、人混みの中を態々歩く筈もなく。


仁王のお家でコタツに潜り込みながらジッとテレビを見つめてくつろいでいる。


『仁王ー、初詣凄いんだろうねー』


「そうじゃろーな、……………行きたかったか?」


あたしがテレビを眺めながら言うもんだから仁王はあたしが行きたかったのかも、と、勘違いしたのか心配そうにあたしを覗き込んでくる。

まぁ、確かにこういう時しか行けないものだし、記念にはなるだろうけど、

『あたしは仁王と一緒にいれたらそれでいいしーーー!』


わっ、と抱きつけば、びっくりしつつ細っこい体でぎゅうぎゅうと抱きしめ返してくれる仁王。


「俺も、お前さんがいてくれたらそれでいいぜよ」


もー仁王大好き!かっこよすぎてつらい!!!!


相変わらず体はコタツに入ったままだけど、よしよしと撫でてくれる。


こういう2人の時間、すっごくイイなーって、ふと思った。

いつもは幸村達がいるし、何かとあたし達の間に入ってくるし、2人の時間って意外となかった。

だから改めてこうやって2人でお家でくつろいでいるこの時間が幸せすぎて仕方がない。

大晦日くらいは、ね。


「何をニヤニヤしとるんじゃ」


『ううんー、別にー』


仁王に怪訝な顔で見つめられたけど気にしなーい。

ゴロンと後ろに寝転ぶと、夜も遅いからか、眠気が襲ってきた。

仁王とオールする約束なのになぁ、


と、眠気が飛ぶように目をこすっていると、いつの間にかあたしの目の前には仁王が。


『え、何どうしたの仁王』


「好いとおよ、ずっと」


そういって一つ、キスを落としてくる。

び、びっくりした、いきなりだもん!さっきまで普通だったのに、いきなり……せ、赤面だよ!!!


『う、うん。あたしも、仁王が好きだよー、ずっと!』


仁王に言われっぱなしじゃやだ!と思い、慌ててあたしも伝えれば、仁王はふ、と笑って、


「今年もずっと一緒にいような」


仁王が、2015年もかっこよすぎて悶えました。
花死