ましろとわ

美しい眼だと思った。宝石のような、決して褪せることのない眸。美しい指先だと思った。煙草を咥える時に添えられる、その曲線さえ艶かしい。美しい髪だと思った。きっと夜空でさえ溶かせない程の、白銀。それなのに、彼の纏う美しさ全てを覆してしまう程のこの剣呑さは何だろう。まるで蛇のように喰らいついて離さないその執着と狂気の存在を、私は見抜いている。


@dabi_siro