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計時機関 作動機構

国家の極秘機関である計時機関の中でも、更に秘匿された、汚れ仕事専門の内部組織。
計時機関に所属する者の中でも限られた者のみにしか存在は明かされず、拠点は本部から離れた郊外に存在しており、作動機構の職員が本部との交流を持つことは基本的にない。
現在の作動機構総監は《ユベール・ルセ》。


† 仕事


作動機構の主な職務はタイム・セルを回収することではなく、時計屋を保護または始末することである。
そもそも作動機構とは、計時機関設立の数年後に離反した数人の時計屋を追うために編成された少人数の職員グループから始まった内部組織。現在も《ラットピニオン》と名乗る元・時計屋たちとの攻防は続いている。

その存在は、計時機関が滞りなく世界に秩序を取り戻すためにある。
時計屋の真相を隠蔽するべく、真相を知りながら計時機関の活動方針に従うことを拒んだ時計屋やタイマーの口を封じるのが主な仕事。
また、時計屋への就任を拒んだ者を時計屋にならざるを得ない状況に追い込む裏工作まで行っており、計時機関にとっての必要悪である。
同時に、時計屋の素養を持つ人間を発見すれば本部上層部へと情報を流し、本部からのアクションがあるまで対象がラットピニオンと接触しないよう細心の注意を払う。


† 職員


現在の雇用形態は本部から独立している。
稀に本部の職員が作動機構へと移動することもあるが、一度移動すれば本部へ戻ることは絶対にない。
また、時計屋の能力源であるタイム・セルに侵食され、本部に所属することの出来なくなった元・時計屋たちの転属先でもある。現在はユベールをはじめ、数人がタイム・セルと同化しながらも自我を持ったまま活動している。

本部との連携が途切れないように、作動機構の中心メンバーは交代でタイマー総監として本部へと出向する。任期は状況により5〜10年程度であり、現在は《フローレンス・リリー》がアニタ・エーメリーとしてタイマー総監を務めている。
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