えっ
最初から最後までやってます。
ご注意ください。
快感とはこんなにも執拗で、痺れるほどに酔いしれるものだったか。それとも私の記憶の中の行為が淡白だっただけなのかな。
愛撫して、前戯で濡らして、挿入して、射精するまで揺さぶり続けられるだけの行為。
確かに気持ち良さも覚えているのに、前世での相手の顔も思い出せないほどに行為の記憶が塗り替えられていく。
優しく、焦れったく、もどかしいほど丁寧に触る、この男のせいで。
「んっ、ッ、ふぁっ、ぁ、んんっ、ひぅっ」
「どこもかしこも、柔らかですね……」
「なに、よ、あうっ、太って、ないわ、よ」
「ええ。確かに、薄いですね」
「んぅぅ〜〜っ!?」
つうー、と胸から腹まで指でなぞられてゾクゾクと痺れるようにのけ反ってしまう。
お腹を手のひらで撫でられながら、薄いの意味を悟る。
ルヴィンのモノが挿入るか心配になるほどに彼とは体格差もある。
痛みは多少覚悟しているとはいえ、反射的に強張ってしまうのはどうしようもない。
「しっかり、ほぐしますから」
「ん、あ、あぁぁぁ....」
秘すべき場所を見られているという羞恥と、頭が混乱するほどの悦楽が、体の中で混ざり合って熱となる。それを素直に享受できたらいいのだろう、しかし私はそれが出来ない。必死に耐えようとして、しかし触れられているところから跡形もなく溶けそうな感覚に眩暈がする。やがて酷く甘やかな刺激が電気のような痺れへと変わっていくのだ、私ではどうすることもできない。
「....まっ、て、...っ、ぁ、あ、だめ、」
砂のように積もった快感が、また決壊してしまう。一体何度絶頂を迎えたか分からない。
みっともないと分かっているのに、嬌声が止められなかった。流れる涙は生理的なものなのか、気持ち良すぎるのか、その先が怖いのか、最早自分では分からない。
「は、.....ぁ、.ぁ.....や だ、」
もはや言葉では抵抗できそうになく、首を振る。積もり積もった熱が溢れ出しそうな予感に腰が引ける。しかし彼は優し気に笑うだけで動きは緩めなかった。この上なくどろどろになっている。
沸騰しているのいるのではないかと思うほど顔も身体も熱い。ただただ、熱い。しかし熱の逃げ道はどこにもなく、快楽が全てを悪戯に甚振っているようだった。だんだんと指の抽出が大きくなっていく。
一本の指に、完全に支配されている。
中を擦る指先の、一つ一つの動きが快楽となり嬌声となる。
繋がれた手に汗がにじむほど、全身が燃えているような感覚だった。空いた手は縋るようにシーツを握りしめているが、指先は白い。くしゃくしゃに折り目が付いたシーツは今も尚、ガクガクと跳ね回る身体に合わせて新しい折り目を作っている。快楽が止まらない。
「っ、や、...う、....うっ、、〜〜〜〜〜!」
「....もう、ぐちゃぐちゃですよ」
丹念に撫でていた指が、深々と奥を突く。強い電流が走ったように再び身体が跳ね上がる。嫌だと首を横に振れば涙が頬を伝って首まで濡らしていく。やがてフョードルは中で指を曲げた。
「でも、好きでしょう?ここ、こうされるの」
「ひ、」
「ええ、貴方の弱点は貴方より分かっていますから」
とん、とん、....と一定のリズムでそこを突かれると、先程までの衝撃的な快楽とは違う、溶けていきそうな甘美な波が沸き上がる。もう訳が分からない、身体は全てフョードルに蹂躙されているに違いない。思わず両手で顔を隠すとフョードルの顔が胸元に近付く。
「もっと乱してあげます」
真っ赤に立った乳首を下が包み込む。そのまま、ちゅぅぅぅ、と吸われながら、指は擦り続けている。胸元からなのか下からなのか分からない嫌らしい水音が頭を支配していく。多分もう、どこを触られても私は喘ぐことしかできないだろう。目の前が真っ白になりかけている。
「あ、あぁぁぁ、あ、」
「でも貴方が一番弱いのは、こっちです」
フョードルの顔がへそから下へ降りていく。その口が陰核に近付いていくのを見て、力の入らない手足で抵抗した。何をしようとしているのか分かった、だけどそれは本当に弱いのだ。
「ふょ、どる.....だ、め」
「......っふふ、」
「ほ、んとに......待っ....ーーーーーーッ!!」
待って、という隙もなかった。フョードルは容赦なくそこに舌を這わせた。身体ががくんと大きく震えて、一瞬にして絶頂を迎えた。それなのに、フョードルはやめてくれない。吸い取るような卑猥な音が大きくなるだけで、私は泣きながら喘ぐしかできない。
「ああああああ!!!!!!!」
最早暴力的な絶頂だった。
「足してみましょうか」
外からは乳首を詰めを立てられ、中では奥の弱いところを突かれている。
「大丈夫です」
「やだ、やだぁっ....」
「大丈夫ですから、イってください」
激流に飲み込まれた。
- 1 -
*前次#
ページ: