※レイプとかそういった表現があります、表現的にR-18?
ここ最近、エディは僕のことを長男だと言う。以前までは、ある程度気に入った男に子宮をつくり、腹に詰め物をして赤子をつくり、子宮から…股から赤子が出るようにそこに他人の頭を縫い付けて出産させる、ここまでが一連の流れだった。この施設がちょっと可笑しくなって、研究者と言うなの屑がいなくなっていくうちに、エディはそれを「なにか」のためにやっていた。
僕にはそれが解らなくて、屑たちが来なくなってからも、ただひたすらに膝を抱えて部屋の角で固まっていた。たぶん、解らないことが怖かったのだろう。でも、まれに、あのイかれた兄弟が処理に来るのを受け入れて、隣の部屋の住人がそれを見て処理をしているのを見て、満足していた。あの兄弟はちょっと乱暴だが、結局最後には僕がキモチヨクして終わってくれるし、処理の仕方は屑たちの方が悲惨だったから全然苦ではなかった。屑たちは寄って集ってぐちゃぐちゃにしてしまうから、兄弟の方がイイコトだった。
エディの部屋は、僕の部屋から五回も角を曲がり二回ほど階段を使用した先にある。行けるのは気分次第で、屑たちがいる時も屑たちに媚びれば連れて行ってもらえた。意外と屑たちは僕に甘々だった、あれが欲しいこれがいい、なんだかいっぱい言った気がするけれど、屑たちはニコニコ笑って用意して、使った後は僕で処理した。それでも僕はエディに会いたかったから何回かそれを使いエディに会いに行った。エディは僕とは違いなんたらライダーとやらの実験に協力させられている、基本はみんな協力させられている、僕は処理の人間だから立場が違う。会いに行けば会いに行くほどエディは会うたびに唇をかみしめて「愛とはなんだ」と繰り返していた、エディの隣の部屋にいた男は過去を抉られ頭を床に打ち付けていた。二人とも、否、実験に巻き込まれた人は皆過去を抉られている。僕にそれを止める気など無く、ただひたすらに、エディの手を握り名を呼ぶしかできなかった。はずだったのに。
屑たちがある程度いなくなって、エディは服を着だした。実験に関係させられていた人間は基本はパンツしかはいていないから、驚いた。それに、エディ自身から僕の部屋に来たのだ。そして言い放った「AAA、君が俺の最愛の息子で、長男だ」と。エディが熱弁する中で頭がぐちゃぐちゃになりながらエディの話を聞いた、噛み砕いて噛み砕いてやっとわかったのは、エディが誰かに恋して…否、「愛して」しまったということだ。そして、その愛している人と互いに愛し合うには、僕が今までエディが(詰め物で)孕ませてしまった男達の子として受け入れてもらわなくてはならないとも言った。よくわからない。いつも思うけれど、他人の思考はよくわからない
そして今に至る。
未だにエディの愛している人は知らないし、あの兄弟の処理は続けているし、僕は僕の部屋から移動していないし、エディは………エディは、その愛している人を探しまわっていると思う。最近、僕の部屋に来ないからよくわからない。エディに会いたいけど、今はなんだか動く気にはなれなかった。エディのことは好きだ、恋愛やらではなく、兄弟にむけるような意味合いで好きだ。エディは僕で処理しないし、余計にそういった意味合いで好きだ。
「AAA」
「………………エディ」
いつの間にか僕の部屋にいたエディに、まばたきをする。エディは僕の手をゆっくり握り、ニコニコ笑って立ち上がらせた。なんだか随分と上機嫌だ
「ウェイロン・パーク!彼が、新郎がやっとドレスを着てくれるんだ!AAAは俺の息子だ、早く新郎の格好を見せてあげたいよ!」
ウェイロン、エディの愛している人だとわかって、背筋が震えた。エディが純白のドレスを作っていたのも知っているけれど、まさか、まさか本当に?本当にあれを着てくれるんだと思うとエディが好きな僕は嬉しかった。エディとエディが愛している人が結ばれるだなんて、なんて素敵なんだろうか。手を引っ張られ向かう先には、たぶん、エディの愛している人がいると思うと自然と笑顔になった
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