※捏造注意
「ゴー!」
ごどごどという音にまた木の塊を運んできてくれたのだというのが解った、てとてとだか、ペタペタだかの小さな足音や姿からは想像がつかないほどの力持ちな少女・AAAはにぃっと笑っているようで足取りも軽い。
「また、取りに行ったのか?」
「そうよ〜?今日は沢山あるわよ」
「危ないからやめろとあれほど言ったじゃないか、そこはカラミットが出やすいんだから…」
「大丈夫よぉ、カラミットなんて私なんかに目を止めないわ!ふふふ、それより笑う人面つくってね」
目をつぶされたゴーが人面をつくるためにいる材料は彼女が持ってきてくれる、しかしそこはあの「黒竜カラミット」がよく出て辺り一面を荒らしてから満足し帰っていく。人間でいうならば、憂さ晴らしを含んでいるようだ。あのカラミットがちんけな少女など気にもしないのはわかっているが、それでも、それ故に心配であるゴーは見えない状態で小さいAAAの頭をなでた。
「いいか、気をつけなきゃいけないぞ。」
「はぁい」
「わかってるな?」
「わかってるってば!」
きゃはははっといつものように高い声で笑い出した……はずがすぐにふわりと消えてしまった。あんなにも可愛らしく高く柔らかな声がしない、只ひたすらに吹き荒れる風を甲冑が受け止める。見えない目をしばたかせてもやっぱり彼女の気配も声もしない。
「AAA…?おい、なんで…話さないんだ?」
手から落ちていく木にくずにナイフ…、無駄に響く音が憎い。
さらさらと流れる風にのってカラミットの叫びが聞こえる、ああ、彼女はいつ奴のせいで死んだんだっけか?
戻る
TOP