※あの地下
「オビトくん、マダラさんに協力しないの?」
「しない訳じゃないけど……俺にはまだ里のこととかあるしさぁ」
「木の葉の里だっけ?素敵?」
「いい里だぜ?今度AAAさんも行けばいいさ」
困った顔をしたAAAはすぐにへにゃと笑って、座っていた寝台から身体を離し近くにいた年老いたマダラにすがりつくように引っ付いた。まだしっかりと引っ付いていない半身故に動けないオビトは、身体だけは若い娘に抱きしめられたマダラをじとりと睨んだ。
「無理よ、日の元に出たら腐っちゃう。それに、マダラさんにチャクラ食べさして貰わないと生きてけないわぁ」
「くっつきすぎ、AAAさん」
「イヤン、オビトくんには関係無いわぁ?ふふ、マダラさん…」
「いちゃつくなよお前ら」
ゾンビ状態でありマダラからのチャクラ供給が無いと生きられないAAAはにこりと笑った。
死体同然故に年はとらず身体の行く末は腐敗しかしない、一生日陰者。身体は死んでも魂は死なない、可笑しな術にかけられた故の日陰者。仕方ないよと笑う彼女にマダラはしわしわの手で肌をなぞる、ああっんという甘い声にオビトはちょっとだけ視線をずらした。これが日常的におこなわれていることにはもう苦言すらでない。
「なぁにマダラさん?」
「オビトに頼んでおけ、私も生き返る枠組みに入れてとでもな。お前も戦力にはなる」
「え」
「あら?そう?そうなの?そーなの?!や〜ん!マダラさんに言われるの嬉しいわァ〜!よろしくね、オビトく〜ん!」
「え」
そこから続いたオビトの悲鳴に似た叫び声に、AAAはクスクス笑ってさらけ出した足を駆使しながらマダラの膝に座る、マダラの皺だらけの手が止まることなく彼女の肌をなぞっていることは変わらなかった。呆れた風に壁からゼツが出てきて笑ったのがオビトの目に止まった。
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