爆発オチを期待してみる
(第1主・キャラのみ/第2主・大方制覇/松永)
「ああああっショタもロリも居ねぇとか!!!!」
「うるさいぞ、サヤカ」
「松永さんひどい!ロリショタがいないんだからぁああ!!せめて、せめてもの救いを!!!!」
「どうぞ松永さん、粗茶です。」
「ん」
「そこだけ緩やかな空気してんなよォ!?!!」
カッパーンと投げつけられた竹製の茶器道具が、松永のためにと用意されていた茶菓子に突き刺さる。投げた本人であるサヤカは外面なんてきにしていないまま息を荒げ背をそらせて「ショタはいねぇがぁ〜」と唸り声をあげている。どことなくアレに見えるのはお愛嬌というやつだろう。それを内容はわからなくともロクなことじゃないと解って冷やかな目で見つめる松永、呆れつつも慣れが生じてしまい何も反応しないハヤト。素晴らしき対比だ。部屋の外にいる松永の部下にあたる者たちが見たらドン引きすることが目に見えている。
「BASARAに来た時点でわかってた、わかってたよ!筋肉マッチョのお兄さんがたくさんいて、ショタもロリもロクにいないことにはさぁ!!居るにはいるんだけどぉ!!!松永さんの関係にはいないんだよぉおお!!!!!」
「うるさい」
「松永さん冷たいいい」
「松永さん、お気になさらず」
「あぁああっハヤトが冷たいぃ!!!自分の好みのキャラがいるからってぇ!!」
「それな」
「クッソ!!!!」
松永がため息をこぼして隣で茶を飲み干せば、ハヤトが気を使いその椀を受け取った。
戦場に落ちた2人、否落ちてきたハヤトの武力をものともせずに発揮した力を見た松永はこの2人を内に入れ込んだ。片方が随分と喚くが松永にとってはワガママな娘か姪ができたと楽観視しているし、見込んだ方は落ち着き払いながらもどこか狂気的なものが潜んでいるのは強さ故なのだろうか。松永が見込んでいる事はなんら変わりない。
「さて」
「どうなさいました」
「これから信長公の元へ行くんだが、どうだい君達も」
「またおっさんじゃん!!!」
「サヤカ」
「だってぇ!だってぇ…!」
「幼い子が好きなのだろう?信長公の元には確か1人子供がいたのではないかね?」
松永の発言にはっとしたようにサヤカの動きが止まり、確かめるようにハヤトの方へ視線が動いてゆく。ハヤトがそういえばそうだったかとふと思考を固めだしたが、中心のキャラのみの偏る知識しかないハヤトは首をかしげるばかりだ。
「いく、いきたい、いるなら行きたい」
「ならば支度をするんだな」
急ぎ足で支度をはじめたサヤカを横目に松永はまたため息をつき、茶器や茶菓子を片付けサヤカの支度を手伝おうとしたハヤトを呼び止めた。不思議そうにこちらを見る彼女はその辺りにいるなんら変わりない女にしか見えない。
「おそらく行けば勧誘か強奪かされるやもしれん。そうなった場合、そちらに行くことなど許しはしないからな」
「…はい、松永さん」
その返答に含まれていたのは心底どうでもいいという呆れだったのだが、それを唯一指摘できるサヤカは話しなど聞いていなかった。