世界のためとか、そんなんじゃない

どんなにもつれた糸でも、少しずつ手繰り寄せれば、ほらまだ繋がっているだろ。
世界のためとか、そんなんじゃない。ほんの少し君といる時間が長くあってほしいだけ。
音もなく、ただ深深と眠りを誘いながら、降り積もる雪は溶けることを知らないで。
泣き叫んで駄々こねて、手に入れたものは傲慢な性格と空っぽの心。
大事に抱えた記憶の破片。繋ぎ合わさることがもう無いのだとしても、これ以上は手放したくないの。
言葉では伝えられないから、音に乗せてあなたに届けたい。
闇を切り裂く鐘の音。途絶えた道が再び開き、君と見える時がくる。
どんな姿でもいい。生きていてくれるなら、私が愛したあなたであれば。
昇る太陽に、廻る星星に、繰り返す日々の中に、自分自身にそう誓った。

幾たび月が昇ろうと、どれだけ季節が廻ろうと、二度と会えないとわかっていても、きっとずっと忘れない。
ねえ、わたしは自分に正直だって言えるのかな。人に流されて、嫌なことにいい顔して。それでわたしは生きてるって言えるのかな。
伝えたいことばかり溜め込んで吐き出す場所を探そうともせず、分かってもらいたいだなんて無理だと知っているでしょう。
閉じた心の内側から、小さく、だけどハッキリと、誰かが叩く音がするんだ。
それでも僕は僕でいたいと願う。この思いこそが僕なんだと。
ここにある。守りたいものも掴みたい願いも全部、ここにあるんだ。
小さな掌に支えきれない重荷を乗せて、それでどうして笑っていられる。(私が私であるからだと、君は)
焼き付けよう。その笑顔、その涙、全部全部、君がここにいる証なんだ。
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