その手はなんのためにある

闇の中に射した光。希望のようにも見えるけど、明るすぎたそれは恐怖にしかならなかった。
背中に翼なんて無くとも、その足があればどこへでも行けるだろう?
その手はなんのためにある。誰かのためではないだろう。(守るわけでも、縋るわけでもなく)
他人の命を守る前に、先ずは自分の命を守ってみせろ。
かすかな軌跡を辿っていくよ。そこに笑う君がいるのなら。
「いつか」なんて言葉はいらない。今が欲しい。
この結果は、本当に君を失ってまで得たかったことなのか。
私が世界に嫌われているなんて、そんなことずっと前から知っていた。
「大丈夫」なんて、子供でも吐ける一番簡単な偽りの言葉。
こんなに堕ちた私を見て、それでも貴方は綺麗と言うの?

どうせ堕ちるならば際奥まで。もう堕ちることの無いように。
貴方と過ごす一瞬一瞬は、幸せ以外の何物でもなかった。
雨に濡れた君の姿は悲しくて、淋しくて、儚くて、愛しくて、最高に美しかった。
終わらない夢と限りある現、どちらのほうが幸せか。(夢は幸せだと誰が決めた。現は苦しいことばかりだと誰が言った)
他人のためと言いながら、しょせん人は自分を正当化するために嘘を吐く。
自分を知らぬ者ほど己の力を過信し、身を滅ぼす。
言葉は軽く、決意は重く、思いは弱く、願いは強く。
進んでも逃げても壁にぶち当たる。それが生きるってモンだ。
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