※二人の子供が出てきます！男の子の名前は梛（ナギ）で固定。シュガーレス未来if


＠子煩悩で何が悪い
「花礫くん……花礫くんってば」
「ん……もうちょい、」
「そんな熱心にカメラ回さなくても……寝顔なんていつでも見れるじゃない」
「お前はな。俺は帰ってきた時くらいしか見れねーんだよ」
「そう言いつつ毎日帰ってきてるくせに」
「ばぁか、それとこれとは話が別だろ」
「……親バカ」
「るっせ」
（お前とのガキだからこんな可愛いに決まってんだろ）


＠與儀くんが遊びに来ました！
「よぎー！」
「梛くーん！！　わ、重くなったねえ！」
「成長してんだから当たり前だろ」
「うんうん、嬉しいなあ！　俺なんかあっという間に抜かされちゃいそ〜」
「ボクね、そのうちぱぱよりずうっとおっきくなって、いつかままのことうばうんだ！」
「え、」
「──あ？　おい梛、今なんつった」
「こら、子供にメンチ切らないの」
「ふーんだ！　ぱぱなんかよぎよりちっちゃいもん！」
「大して変わんねえだろうが！」
「花礫くんめっ！」
「……っ、！」
「（ニヤリ）」
「（こいつ……！）」
「……ハハ。うん、仲が良さそうで何より……」


＠チキチキ第一回まま争奪戦？
「ままはねー、ボクが眠るまでずっとそばで手をにぎっててくれるんだよー」
「へえ、俺は手どころかあいつから抱き付いてきて離されねえけど」
「昨日いっしょにホットケーキもつくってたべた！　おいしかった！」
「ああ、そういえば美味かったな」
「……ぱぱもたべたの？」
「あいつが残してくれてたやつ食った」
「（……むぅ）ままがぱぱのことすぐヤキモチやいて、うつわがちっちゃいって言ってたもん。じきがね、男はうつわがひろくないとすてられるって」
「わああああ梛！！！　しーっ！」
「……へーえ？」
「ぅ、あ、いや、あの、花礫くん？」
「……どうやら俺らの間にはたぁっぷりと話し合わなきゃなんねえことがあるみてーだな……なぁ、名前？」
「（腹上死の危機……！）」
「だめ！　ままはボクがまもる！！」
「っ梛いい子……！！　どっかの花礫くんとは大違い！！！」
「お前今日の夜覚えとけよ」
「すみませんでした」


＠チキチキ第二回まま争奪戦
「ままー、だっこー！」
「梛は甘えん坊だなぁ。ほらおいで！」
「やったぁ！（ぎゅっ、）」
「（じー…）」
「……ぱぱうらやましいでしょー」
「は？　誰が」
「ボクがこうしてままひとりじめしてるからズルいと思ってるんだー！」
「（カチン） ……いや、別に？　ただいつまでもそうやって甘えてるようじゃ、俺からそいつを奪うなんて到底遠い話だなって思っただけだ」
「！！？」
「……おーい、梛ー？　梛固まっちゃったじゃないの、大人気ない」
「ふん」


＠やっぱり二人の子供なんです
「誰に似やがったあのズル賢さ」
「紛れもなく花礫くんでしょう」
「誰彼構わず懐くのはお前似だけどな」
「あの子は将来有望だよー？　花礫くんに似て顔は綺麗だし、後は足癖の悪さだけ直せばもう完璧！」
「お前譲りの頭のネジの緩さも直してやれよ」
「自分の子供に向かってそういうこと言いますっ！？」
「うるせ。俺に挑もうなんざ百年早ぇ」
「もう…ばぁか、子供相手にムキになってどうするの」
「ガキはガキでも男に違いねーだろ。将来有望なら尚更だっての」
「ふふ、私は一途だから安心して」
「誰に？　……梛に？」
「さあ、どっちでしょう？」
「食えねーヤツ、」

（子供の目を盗んで君と甘い甘い口付けを）


二人は戸籍が無いので結婚こそしていませんが、形だけの式は輪でこじんまり（二人の希望により）と挙げました。花礫くんはクロノメイを無事卒業して輪に入った後の設定。