安室透という男と付き合って───付き合っていたかも定かではないが──分かったことは男はセックスしないと離れていってしまう、ということだ。
そう理解した。
彼氏であるミルクティー色の髪の毛で褐色の肌の長身の男がブロンド美女とラブホテルに入っていくのを見ながら。
私はその光景を見てからというものバーや居酒屋に通いつめ、度の高い酒やウイスキーをあおりまくった。
友達には心配されたけどそうでもしなきゃ透さんのことばかり考えてしまう。
二日酔いの頭でガンガンする頭を押さえながら私は今日も大学の講義を受けるのだ。
どうしてだろう、周りは彼氏と手を繋いで笑ってる光景が多いのに。
何で私だけ彼氏が他の女の人とラブホテルに入る光景に出くわさなきゃいけないんだろう。
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