青監小ネタ


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00:48➤髪型の話
「ガビィはあまりヘアアレンジとか、しないんだな?」
「えっ、あ、うん。そうだね、あまりしないかも」
「理由があるのか?不器用って訳じゃないだろ?どんなアレンジをしたって似合うし」
「似合うかどうかは置いといて……その、顔周りと首元が隠れてると安心するから……あんまり髪を上げたりしないだけ……」
「なるほどな。髪もお前を守る役割を持っているって訳か」
「まあ、そういう事だね。……その……ヘアアレンジのリクエストがあるなら、頑張るよ……?」
「無理はしなくていい……が、ツインテールはどうだ?日本で流行ってるそうじゃないか」
「う、その、似合わなくても、笑ったりしないでね……?」
「俺が??そんな事するわけないだろ?俺が言うんだから、絶対似合う」


Jun 15th ミヒャガビ

22:37➤魔術師の邂逅
彼女を初めて見た時、カイザーにしては素朴で幾分かの良識はありそうな女だと思った。そして、彼女を見るカイザーの目もそれを語っている。少し上擦った、決して大きくは無い声で自己紹介をした彼女の顔は、困っているかのような、庇護欲を掻き立てる表情。
意識的か無意識か、そんな事どうでも良くて。こういう何も知らなさそうで、誰にでも笑顔を振りまくタイプは、それはそれで厄介だから早めにどうにかしなければ、と思う僕を見抜くかのようにカイザーが鋭い視線を送る。
その目に皆の背筋が凍る。
誰も貴方の物を取りやしないのに、と心の中でとても長い溜息をついて、彼女に歩み寄る。
意識的に浮かべた満面の笑みで、手を差し出した。

「これからよろしくお願いしますね、プリンセス?」


May 31th SS

22:36➤役に立ちたい話
「私は、貴方が認めてくれた才能を、貴方の為に使いたい……」
「私には、それしか出来ないから……」
「でも、私は、貴方がこんな私を受け入れてくれた様に、どんな貴方も受け入れるし、理解したいし、そばに居たい」
「多分、これだけの想いじゃ、不十分だと思うけど……」
「それでも、本当の気持ちだから……」
「……お前が傍にいてくれるだけで、今の俺には十分だ」
「お前のその優しさに、俺は救われているのかもな」


May 31th ミヒャガビ

00:37➤ジャグアタトゥーの話
「……は?タトゥー入れたのかよ……!?」
「え?あーこれ、」
「自分の身体傷付けんの、やめろって言ってんじゃん……!」
「えっ、あぁうん、だから、これ……」
「なやんで、苦しんでるなら、痛みに逃げるんじゃなくて、俺の事頼れよ……!」
「豹馬、これジャグアタトゥーだから」
「は……」
「ジャグアタトゥー、2週間で消えるやつ。だから、落ち着いて」
「2週間で消えんの……」
「うん」
「……はっっず……俺……」
※珀亜は会う度にピアスが増えるという前科持ち


May 18th 豹珀

18:30➤放課後アイスの話
「どれにする?」
「う~ん……チョコミントも美味しそうだけど、バニラも外せないよね……」
「じゃあ、俺はバニラを頼むから、ガビーはチョコミントにすればいい。分けてやるよ」
「えっ!いいの!?」


May 15th ミヒャガビ