◎1年生にこっそり差し入れ!
ちょっとそういう気分になったので、昨日家でクッキーを焼いてみた。
趣味がお菓子作りとはいえ、最近は忙しくてそれどころじゃなかったからな。久々に作ってみたけど味大丈夫だったかな…。
「お疲れさまー」
「あ、真央さん!」
そんなことを思いながら部室の扉を開ければ、そこにいたのは壁山くん、栗松くん、宍戸くんとしょうりんくん。可愛い1年生のみんなだった。あれ、2年のみんなは?
「委員会だったり先生に呼ばれたりでみんなどこかに行っちゃいました」「部活の時間までには戻るって言ってたでやんす」
じゃあ渡すなら今しかないかな?私は唇に人差し指を当てしーっと合図をしてから持っていた袋の中身を開けた。
「うわあ、おいしそー…!」
「数そんなにある訳じゃないから今のうちにみんなで食べちゃって?」
「いただきまーす!!」
「ちょっと、壁山早いって!」
やっぱり年頃の男の子は食欲旺盛だよなあ。
みるみるなくなっていくクッキーを見ながら私は微笑ましい気持ちで4人を見つめる。美味しいって言って食べてもらえるのってやっぱり嬉しいな。
…って、あ。「しょうりんくん口の周りついてる」「え、どこですか!?」「壁山くんはこぼしすぎ」「すみませんッス〜」
全く、私はみんなのお姉ちゃんか。
「真央さん、これすげぇウマイ!!」
「真央さんって料理上手でやんす!」
「本当本当!」
「ありがとー!嬉しいなあ」
「また作ってほしいッス!」
「じゃあ…みんなが練習頑張ってたら今度はパウンドケーキ作ってくるね」
「なんか最近1年生張り切ってるわね」
「…ふふっ」
「?お姉ちゃんどうしたの?」
「何でもないよ!」
これをきっかけに私は急激に1年生になつかれることになるのである。
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しょうりんのことを響きが好きだからっていう理由でしょうりんくんって呼ぶヒロインちゃん、あると思います。
ちなみに帰り道にちゃんと彼氏さんに可愛くラッピングしたお菓子を渡しますよ?