◎疾風ディフェンダーと陸上について語ってみた
尾刈斗戦を見て思ったこと?
うーん、いろいろあるんだけど1番印象に残っているのは…
「風丸くんってさ、足速いよね!」
こう見えて私は運動が得意だ。特にサッカーと走ることは大好きだ。
もしかしたら彼、風丸くんも同じなんじゃないかと思って、だったら仲良くなるきっかけになるんじゃないかと思って。
ということで、練習前のこの何気ない時間に思いきって風丸くんに絡んでみました!
「昔、陸上でもやってたの?」
「ああ。帝国戦から助っ人としてサッカー部に入部したんだ」
「やっぱり。走る時のフォームが綺麗だなあって思ってたの」
にこりと微笑みながら優しい声でありがとうと返してくれた風丸くん。
風が吹くと青色の長い髪がさらさらと揺れた。
なんだか爽やかな子だなあ。修也とはまた違った魅力というか…え、別に浮気じゃないよ?
「菊地さんも陸上好き?」
「うん!ハードルや高跳びもいいけど、やっぱり短距離が1番好きだなあ。全力で駆けるあの感じがたまらないと思うの」
「ははっ、俺も一緒」
「ほんと?」
タイムはどれくらい?とか、いつから陸上やってる?とか話し出したらきりがないとはこのことだと思う。
本当に楽しい。こんなに陸上のことで盛り上がったのは初めてかも。
やっぱり話し掛けて正解だったな!
「機会があったら勝負してみたいね!」
「ああ、負けないぜ?」
「私だって!」
私達はニカッと笑いながら片手をグーにしてコツンと軽くぶつけ合った。
これで風丸くんとの距離を縮めることはできたかな?
《おまけ》その後の練習中。
「なあ豪炎寺」
「なんだ?」
「菊地さんって可愛いな」「言っておくが、譲らないからな」
「…いや、わかってるって…」
語尾に被さるくらいの勢いで言葉を紡いだ修也。そんな彼の反応にただただ苦笑をもらす風丸くん。もちろん、こんな会話があったということを私は知る由もなかった。