◎やっぱり修也はかっこいい!



「暗号で書かれてるのか…?」
「…外国の文字ッスか…?」
「……いや、おっそろしく汚い字なんだ…」


みんなで手に入れた大事な秘伝書。
それにはまさかまさかの落とし穴がありました。


「誰も読めないんじゃ…」
「意味がないよな…」
「そんなあ…」


あんなに揉めてまで手に入れたのに、そんなのってアリですか。涙目になりながらしゅうやー…と抱き付けば肩をぽんぽんと叩かれた。ああこんな時でも変わらずに優しいね、修也は。そんなことを思いながら顔を上げてみればそこにはちょっと眉間にしわを寄せた彼の顔が……って…あれ?なんでこのタイミングで不敵な笑みを浮かべているの?


「円堂ォ!!」
「すっげぇ!ゴッドハンドの極意だって!」
「読めるのかよ!?」
「……え?」


信じられないと一斉に円堂の方を振り向く私達。どういうことかと訊ねればだってじいちゃんの特訓ノート読んでたしなんてあっさり返された。へえ、人間意外と日々積み重ねでなんでもできるもんなんだね…って違う違う。そうじゃない。よく考えてみれば確かに円堂は読めてもおかしくないっていうことが言いたかったんだ。
あれ?じゃあもしかして修也はそのことに気づいて…?


「お前の頑張りは無駄にならないよ」
「…!」


声のした方向に顔を戻せば、そこには得意のどや顔があって。“だからそんなにへこむことないだろ”って頭を撫でてくれて。あ、円堂のことだけじゃない。ちゃんと私の気持ちまで考えてくれてたんだ。
……ああもーう!今すっごく胸がきゅんってなった!なんでこの人こんなにかっこいいの!?あ、修也だからかそうだよね!


「しゅうやすき、だいすきっ」
「知ってる」
「もうほんとにかっこいい!自慢の彼氏!」
「ありがとう。真央はいつも可愛いよ」
「えへへ、ありがと!嬉しいなあ」

「こらそこ、いちゃつくな」


あ、総ツッコミされた。
この後びょーんとかばーんとか訳のわからない宇宙語が飛び出してくるとはさすがの修也も思っていなかった。