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極道パロ

シナリオについて
街でドンパチしてた伊達組と武田組
その光景をたまたま通りかかって見てた陛下が政宗の傍で政宗の邪魔にならないように立ち回っている小十郎に一目惚れ
後日伊達組の門を叩き直接、かつドストレートに結婚を申し込むが玉砕
しかしめげない陛下はその日から毎日伊達組に通うようになり、まずは門前に立つ組員と仲良くなる
そしてそこから波及して一般組員全員といつの間にか仲良くなり、果ては厨房等の内部の人間とも親しくなる
その光景をこっそりちゃっかり見ていた政宗は少しずつ絆が伝播していく様を面白がって観察
時々小十郎に茶々入れとかしてみるが小十郎は見向きもしない
この展開は非常につまらん
という事で、満を持して組頭登場←
直々に陛下の人となりを見てやろう、ついでに小十郎と面白い事になれ←
と色々画策
政宗を介して徐々に小十郎との接点が増えた陛下は目に見えて喜び、しかも着々と恋心を育てている
それに気づかないほど小十郎は子供ではないし鈍感でもない
しかし相手はどこの誰とも知らない女でしかも10歳近く年下
色々アウトだろ…と何かしら理由をつけてははぐらかし続ける
そんなある日、いつも通り伊達組に来ていた陛下と茶をしばいていると、武田組の佐助が突如現れる
曰く、うちの大事な姫さん返してもらえる?との事で、陛下が実は武田信玄の孫である事が発覚
小十郎は陛下をスパイではないのかと疑うが、その疑いの目に意気消沈する陛下を見た政宗は陛下の肩を持つ
当然佐助も陛下の様子に気づいているため、溜め息と共に事情説明
どうにか疑いは晴れるが2人の関係は出会う前と同じかそれ以上にギクシャクしてしまう
陛下が伊達組の門を叩かなくなって1週間
組のものは陛下に何かあったのではないかと心配する様子を見せ、組全体がどこか寂しさを漂わせるようになる
いつの間にか、陛下も伊達組の一員のようになっていたのである
当の小十郎も陛下が来なくなった事で、気がつけば当たり前になっていた賑やかな日常がない事を物足りないと感じるようになっていて、いかに自分が陛下の来訪を待っていたのか、わかりやすく向けられる好意を満更でもなく思っていたのかを思い知る
いい歳して何やってんだか…と溜息を零す小十郎
そこに組員がやって来て、政宗が小十郎を呼んでいると言付けを残す
何事かと向かってみると、そこには政宗の膝の上で泣き疲れて眠る陛下がいる
曰く極道者と関わりを持った事について親と喧嘩になり、家を追い出されたとの事
だからカタギが首を突っ込むなと言ったんだ…
とは思うものの、涙に濡れた陛下を見ていると言葉にするのは憚られる
と、ここで政宗が、陛下は暫くうちで面倒見るからお前がついててやれ、などと宣う
何故そうなる?とは思わないわけでもないが、楽しそうな政宗と陛下の顔を見ていると以下略←
信玄には政宗から話をつけ、晴れて?伊達組での生活が始まった陛下は小十郎とのめくるめく()日々に心を踊らせるが、その片隅では喧嘩別れしてしまった親の事を考えていた
無理に明るく振る舞う陛下を見かねた小十郎は、まだ政宗にも教えた事がないという秘密の場所へ陛下を連れ出し、心の内を暴かせる
そこで陛下の新たな一面を知った小十郎の中に小さな変化もあったりしつつ、共同生活は続いていく
そしてある時事件が起こる
陛下が伊達組の天敵である松永に攫われたとの報告を受けた政宗と小十郎は即座に武田組に接触
陛下の奪還に向けて伊達組と武田組が手を組むことが決まる
そこに佐助から連絡を受けた陛下の両親が現れ、特に父親の方が今回の事に激怒
だからヤクザ者と関わって欲しくなかったんだ
お前らと関わるとろくな事がない
など惨憺たる暴言を受ける伊達組と武田組
しかし、じゃあそもそもの問題としてヤクザ者との関わりを断つための最後の砦となり得るお前が陛下を家から追い出したのはなんなんだ?そんなに大事なら籠に閉じ込めてしまえば良かっただろ
と、政宗から指摘され言葉に詰まる陛下父
そこに口を挟んだのは意外にも陛下母で、八つ当たりは辞めましょう。陛下の事ももう許して好きにさせてあげたら?と陛下父を諭しにかかる
こうと決めたことは頑として譲らない所はあなたそっくり
それに女の子はね、いつまでもパパの理想のお姫様じゃないのよ
とか色々言われた陛下父、涙目になりながら何故かこれまでの人生を語り出す
ヤクザの家に生まれたことで小さい時からずっと友達ができなかった事
見たくもない争いに巻き込まれて死にかけた事も1度や2度ではない事
好きな人が出来て、結婚を意識するようになって、大事な家族にこんな思いはさせたくないと強く思うようになり、家を出る事を決意した事
けれどそれを信玄に伝えた所、烈火の如く反対され、軟禁されてしまった事
などなど休むこと無く語られる内容に、あぁ、だから陛下を閉じ込めるのではなく逆に勘当したのか、嫌いな親父と同じになりたくないから…、と妙に納得する政宗達
そしてそこからさらに加速する陛下父の話は如何に陛下が可愛らしく大事であるかの親バカトークへ
さすがに政宗が止めに入り、まぁとにかく陛下の事は俺達が必ず救い出すと断言
陛下父の反応を待たずに準備があると小十郎を連れて退席
武田組と作戦を練り、いざ救出へ!!
って事で敵地に乗り込んでみると、何とそこには松永と向かい合って酒を飲む陛下が←
しかも陛下は泥酔状態で松永に絡んでいるし、松永は松永でそんな陛下を面白そうに眺めながら適度に相槌打って話を聞いている
なんだこれ
なんだこの状況…
と一同が唖然としていると、政宗達に気づいた松永が愉快そうに笑う
咄嗟に臨戦態勢になる一同だが、そのピリッとした空気に気付きもせず、陛下が飼い主を見つけたワンコよろしく無邪気な笑顔で手を振ってくる
緊張感も何もあったもんじゃないし、何より陛下を攫った張本人から戦闘意思が感じられない
全く目的が見えないのである
そんな疑問を読み取ったのか、松永が陛下を攫った理由を語り出す
曰く、単純に独眼竜の屋敷に入り浸る武田の孫娘がいると聞いてちょっかいかけたくなったという非常に松永らしい言い分
しかし攫ったはいいものの陛下は怯える様子も見せなければ逃げようとする気配もない
むしろ逆で積極的に松永に関わりに来るのでより興味が湧き、陛下についてが知りたくなった
腹を割って話すにはやはり酒だろうと飲ませてみれば、意外といける口でどんどん酒と話が弾む
私生活から学校生活の事まで、余すことなく赤裸々に語ってくれたよ
なんて小十郎を煽る事も忘れない松永
佐助と政宗はもはや呆れて何も言えなかった←
幸村に至っては状況が理解出来なさすぎて放心状態である
そんな中で静かにブチ切れていた小十郎は猪口を片手に未だヘラヘラ笑いながら松永の傍に座っている陛下の元へズカズカと近づくと、陛下の手から猪口を奪い取り重低音で一言「帰るぞ」
それを受けた陛下は一瞬きょとんとした後、ぷいっと顔を背けてやだと拒否
いかつい小十郎の顔がさらに厳つくなっているがそんなもの気にもとめずに
小十郎さんが結婚してくれる迄帰らない!
などと意味不明な供述を繰り返す
この状況に目を光らせたのは政宗である
これ幸いと小十郎を煽り陛下の味方をするものだから陛下はどんどん増長し、少し離れたところでその光景を見ていた佐助と幸村は怒りのオーラが増していく小十郎に恐れ慄く
やれやれ女性がここまでアプローチしていると言うのに竜の右目は情けない。茉莉乃、卿が望むなら好きなだけ私の元にいるといい
追い打ちをかけるように松永が陛下に囁きかけ、陛下が喜びそれに応えようとした瞬間
ブチッと何かが切れる音がして、小十郎は泣く子がさらに泣きそうな顔でメンチを切ると問答無用で陛下を担ぎあげる
喚き暴れる陛下もなんのその
小十郎は無言で松永の屋敷を後にすると、路上に止めていた伊達組のリムジンの後部座席に陛下を放り込む
そのまま自分も後ろに乗り込んで車にロック!
痛いと抗議する陛下に痛くしてんだよと凄んでみるも陛下はしれっと
なんでそんなに怒ってるの?
と宣う始末
てめぇの大事なもんに手ぇ出されてキレねえやつがあるか。しかも当の本人は人の気も知らねぇでヘラヘラ天敵に媚び売ってんだ。俺は聖人君子じゃねぇ。散々人をおちょくってくれた礼はきっちりさせてもらうぞ
と陛下に語る小十郎の目は完全に据わっている
おちょくってたのは私じゃなくて松永さん…
言いかけた陛下の唇を小十郎は強引に奪い、酒の味が染み付いたその口内を蹂躙する
唇を離した小十郎は自分まで酔ってしまいそうな程の酒の味に舌打ちを1つ
野郎の前で無防備に酒煽ってんじゃねぇ
わかった小十郎さんの前だけにする
わかってねぇだろ
わかってないのは小十郎さんの方だよ。私散々言ってきたよね?好きだって
……
あなたとこうして触れ合えるなら、私は溺れるのも怖くない。でも苦しいのは嫌だから、そしたらまた今みたいにキスして欲しいな。息を吸う暇もないくらいすっごいやつ。そんでそのまま、小十郎さんも溺れてよ。私ごと一緒に…
潤んだ瞳から窺える陛下の決意はあまりいいものでは無い
つまりは、体だけの関係でも構わないし、それが出来るなら酒の力だっていくらでも借りる
だからそんな自分に、今みたいに好きなだけキスをして、私と一緒に溺れましょ?って事
訳の分からん決意固めてる事も、そんな決断させちゃった自分の事も許せない小十郎は眉間のシワが1.5倍に←
一方陛下はその眉間の状態を見て物凄く怒らせてるなって事は察してる
全然見向きもされなくて、でも簡単に諦める事も出来なくて
それならいっそそばにいられるだけでいい
例えそれがどんな形であったとしても…
と思った結果だったが、まぁ小十郎の性格考えたらそういうの嫌いな部類だよなぁ、失敗した…
と内心半泣き
完全に望み消えたな…なんてぼんやり考えていると、小十郎の手が目元をなぞる
そこで自分が泣いてる事に気づいて陛下はますます凹む
泣きながらあんなセリフで縋るなんてみっともない、と
ごめんなさい…
それは何に対する謝罪だ?
馬鹿なこと言ったなって。漸く頭冷えた。もう暫くお酒飲まない。ほんとにごめんなさい…
つらつらと語ってるうちに涙が止まらなくなってしまった陛下は声を震わせて小十郎から目を逸らす
しかし小十郎はそんな陛下の顔を自分の方に向かせると、嗚咽を堪える陛下の唇にキスを落とす
さっきとはまるで違う、優しく触れるだけのキスを
そしてここから小十郎のターン
勝手に盛りあがって勝手に自暴自棄になって勝手に諦めてる陛下に自分の心のうちを明かして告白
酒なんかなくても俺はとっくにお前に溺れてんだよ
くらい言って欲しいところ←
そんでポカンとする陛下に
お前も酒より俺に溺れろっつって今度はまた最初みたいに深いキスをかますといい
そのまま行く所までいって一息ついてる所に政宗から電話がきて
自分は今日は武田のとこに泊まるからお前ら2人で帰っとけ。安心しろ茉莉乃の親にはちゃんと俺が説明しといてやる
とか言うだけ言って切られる
切る直前にあんまやり過ぎんなよとか楽しそうに言い残しそう
しかも帰ってみたら組員が1人もいなくて、あぁ政宗にしてやられたな、みたいな
しょうがないからそのままそれぞれの部屋に戻って朝までおやすみ…
しようと思ってた小十郎だが、陛下の方がそれを拒否
やだ。まだ一緒にいて。酔いが覚めた時に夢だったと思いたくない
酒の抜けきらない熱っぽい瞳で見つめられては抗えるわけもなく、明日陛下父に殴られる覚悟だけしておこうと心の中で溜息をついて陛下を自分の部屋に連れていく
朝まで小十郎の理性が保ったかはまた別の話←