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陛下について
父親不明、母親は陛下を産むのと同時に息を引き取っている
陛下の泣き声に気付いた通行人が陛下を拾い育ての親になるが
大学入学を期に一人暮らしを始めてからは1度も会いに行っていない
実は陛下の母親は由緒ある神社に仕える巫女だった
しかもかなり力の強い巫女で憑き物落としなど多方面で活躍していた
そして産声をあげる陛下を拾ったのはまた教会にて神に仕えていた神父
でも陛下には信仰心がない
悪魔だから神と相容れないというのはもちろんあるが、
何よりも熱心に神へ信仰を捧げていた母の身に襲い掛かった数々の悪夢を思うと、
どれだけ祈ったところで神が人を助ける事などありはしないと否定的な思考に寄ってしまう
右腕が神主の娘だから表には出さないし笑って話を合わせたりもするけど内心は笑ってない事が多い
愛だの敬意だのを払ったところで見返りはびた一文寄越さない存在に心酔するやつの気が知れないと思っている
でも銀太郎を筆頭に神使は割と好きで好意的に見ている
使いはあくまで使いであり神ではないので無問題
それと基本的に動物が好き←
何かとトラブルに巻き込まれやすい体質だが長年の積み重ねの成果か回避力が神がかっている
右腕と同じ歳だがやや顔付きが幼い
黒髪黒目で頭は自前だが目はカラコンで黒にしている
実際の瞳の色は血のように鮮やかな紅色

陛下の出生について
陛下は悪魔の子
揶揄でもなんでもなく、ガチもんの←
戯れに人間界に降りた悪魔がたまたま見つけた陛下の母を気に入って無理矢理ごにょごにょ……
人間の子ではない為母胎での成長が早く、気がついた頃にはもう取り返しのつかない状態に…
沢山悩み、沢山涙を流した陛下の母は、例え悪魔の子であろうとも自分の子
生れ落ちるはずの我が子を自分勝手に殺す事など聖職者としてあってはならないと陛下を産むことを決意
しかし中にいるのは悪魔の子
出産になんの障害もないわけがなく、人体に予想以上の負荷がかかった陛下母は陛下を産んで直ぐに死んでしまう
その後、経験をつむ為に各地を巡っていた旅の神父が、陛下母が身を隠していた寂れた神社にて陛下を発見
陛下を拾って我が子のように育てるが
小学生に上がる頃、陛下に普通の人にはあるはずのない不思議な力が現れ、関係がギクシャクし始める
聖職者がそれらしい事説いた所で本質これじゃぁね…
って歳を重ねるごとに思うようになった事もあり、陛下は大学入学を期に家を出る

陛下のトラブル体質
悪魔と人間のハーフで、しかもその人間は力の強い巫女さん
がっつりどっちの力も受け継いでしまった非常に稀有な存在であるが故に、陛下は常に日陰の存在に命を狙われている
それは同じ悪魔しかり、霊的な存在しかり、妖怪しかりで常に危険と隣り合わせ
しかしその数々の危機を時には悪魔の、時には巫女の力を使って退けてきた陛下
基本的に悪魔でも巫女でも使えるもんは使っとけ精神で特別自分の力を疎んだ事はない
それが幸いしたのか相反する2つの力は互いに反発しあう事もなく陛下の中に馴染んでいる
よって10数年間、陛下は誰もが同情するような不運体質でありながら大きな怪我等する事もなく人生を謳歌できている