蜂蜜ノ奔走



狙われるのは陛下と蜂蜜
ストーカー
戻らない女の子
焦燥
携帯電話
隠された陛下
発見と共に蘇る思い出
敵撃破で陛下も…



宮地兄弟とは幼なじみで、春日・福井は宮地経由で仲良くなった昔なじみ
陛下は蜂蜜クワトロが大好き
従兄の黛と同じくらい大好きで大事
中でも宮地が特に好きなようで、黛が引っ越した後からは輪をかけて宮地にベッタリになっている
小学生、中学生と何かあった時真っ先にそれを報告する相手は宮地で
その度に宮地に支えられている
その後宮地経由で知り合った春日達や、同い年の裕也にも色々な面で支えられる形になり
彼らの支えがあったからこそ陛下は壊れることなくいられたと言っていい
そしてことの発端は中学の時
陛下がひっそりとストーカー被害に会う
それを知っているのは蜂蜜だけ
だから蜂蜜が可能な限り一緒にいる事で盾になっていた
しかしある日の放課後
いつも通り部活終わりに迎えに行った蜂蜜
しかし待てど暮らせど陛下が出てこない
タイミングよく現れた右腕に陛下の事を尋ねると
陛下なら体調が悪いからと途中で早退した
という回答が
それならばこちらに連絡がないのはおかしい…
という事で陛下を探すべく奔走開始
中々見つからず焦る中
唐突に携帯に着信が
なんと相手は陛下で
ストーカーに捕まった
隙を見て今連絡している
との事
電話で話しながら何とか場所を特定したら幼馴染トリオのご近所←
二階に閉じ込められてたけど窓の鍵は開けられる状況
どうする?って考えるけど
部屋の外からは誘拐犯が来る足音が!
飛び降りろ!
え?!でも…
大丈夫だ!絶対受け止めてやる!俺を信じろ!!
で飛び降りて脱走
警察も呼んでたので犯人はお縄
事件は解決するが、その時の犯人が異空間に出現
異空間では囚人服を身にまとったミイラの姿をしている
足には脱走防止用につけられていたと思われる鉄球が鎖でくっついている
それもあって足は遅いが思考はちゃんと機能していて頭がいい
罠を仕掛けて陛下を攫ったり等々色々やってくれてる
黛パート終了後、落ち着いた所で陛下が何やら視線を感知
敵でも出たか?って事で探索を始める
その探索中、陛下は度々視線を感じ取っていて
なんかストーカーされてるような気分…
とポロリ
それによって蜂蜜が記憶に引っ掛かりを覚える
そして探索を続けていくうちに、陛下が何者かに攫われる
陛下を探して探索を続行する一同
その中で蜂蜜が陛下の事を思い出す
出会った時の事とか、喧嘩した時の事
困ってる癖に頼らなくて怒った事その他諸々全部←
そして探索中、圏外で何処にも繋がらないはずの宮地の携帯に着信が入る
表示されている名前は三栖茉莉乃
しかし通話をとっても電話の向こうは無言で何も話さない
そのまま無言で通話が切れてしまい
苛立ちながらかけ直すが、何度かけても圏外のアナウンスで繋がらない
焦りが広がり、舌打ちするものもいる中で
1番イラついていたように見えた宮地が一つ深呼吸
すると苛立っていたのが嘘のように落ち着く宮地
今までの状況から考えて、陛下を攫ったのはあの時のストーカーで間違いない
そしてそいつは陛下に危害を加える事はまずないはずだから焦りは不要
場所の検討がつけられないのは面倒だが、待っていれば陛下の方から必ず接触してくる
という宮地に、過去を100%再現するとは限らない
まして陛下には記憶がないのだから…
という声があがるが
あいつは絶対連絡してくる
と自信たっぷりな宮地
そしてそれまでの間、敵を倒す術を探す為の探索中に宮地の携帯に陛下から着信が
今度はほんとに陛下と繋がっていて
現在の状況、場所についての情報が得られる
陛下の話から場所を割り出した蜂蜜はすぐ様その場所へ向かう
ちなみに場所は部室棟
しかし部室棟への扉には鍵が掛かっていて入れない
そこでいち早く動いたのは安定の宮地←
外に飛び出し部室棟の裏手へ走る
そして該当する部室の窓の下で大声で陛下を呼ぶ
窓が開いて陛下が顔を覗かせるが、仕切りに後ろを気にしている
どうやら後ろから敵が近づく音がしているらしい
ここで宮地、あの日を再現するように陛下に飛び降りろと指示を出す
当然困惑する陛下
何せ場所は2階である
だが宮地は俺を信じろと一言
陛下は一瞬驚いた顔をした後、1度部室の中に引っ込む
暫しの間の後再び顔を出した陛下は、そのまま宮地の元へダイブ
その時に記憶が戻ってきて、自分を受け止めた宮地にしがみついてお礼を一つ
その場で記憶の振り返りや、攫われてから何があったか、何もされていないかを改めて確認していると
背後に陛下を攫った本人である敵登場
一同は身構えるが、陛下はそれを制して敵と向き合う
すると、敵が陛下に何かを差し出す
それは一枚のハンカチで、それを見た陛下はその敵の正体と動機に気づく
いつだったか、道端で子供とぶつかり着ていた服にアイスが着いてしまって困っている男性にハンカチを貸した事がある
洗って返すと言ってくれたが、何処に住む人かもわからなかったのでそのまま貰ってくれと立ち去ったが
その時に相手の恋心が刺激された模様
思う所はあったが、陛下は黙ってハンカチを受け取る
それを見た敵はカラカラに乾いた声で「ありがとう」「ごめんなさい」と告げ、消滅
そして待機場所に戻る道中
陛下はあの敵が根っからの悪人ではないと話す
何故ならその当時も今も、逃げ出そうとする陛下を無理に押さえつけたりはしなかった
逃げ出す時間をくれていた
本当ならとっくに部屋の中にいて閉じ込める事も出来たはずなのに
自分が逃げ出すまで待っていてくれた
ストーカーも誘拐も決して許される事ではないけれど
あの人はきっと、本当に純粋に自分を好きでいてくれたのだろう
だからギリギリの所で自分に逃げ道をくれた
おかしな話かもしれないが、その事は感謝しなくては
と……
そして記憶が戻った陛下に、女子3人(右腕、桃井、実渕←)が
捕まっている時、何故宮地に電話をかけようと思ったのか
記憶が戻っていたわけではないのに飛び降りろと言った宮地をすぐに信じて飛び降りたのは何故か
等々質問攻め
宮地に電話をかけたのは、かけるなら宮地しかいないと思ったから
信じたのは最早直感。宮地なら言葉通り絶対自分を受け止めてくれると思った
等の回答で、例え記憶がなくても陛下と宮地の間には並々ならぬ絆があり、陛下にとって宮地を頼るのは当然の事で、そんな陛下を受け止めるのもまた宮地にとっては当然の事なのだとわかる
そこからは蜂蜜とのじゃれ合い
裕也とは双子かと思うほどのシンクロ率を見せ、春日や福井とは悪ノリの応酬
他の皆は大人びた陛下しか知らない為、年相応の子供っぽさを見せて蜂蜜に甘える陛下に驚くやら戸惑うやら
そのうち、陛下が気にかけて面倒みてくれるのは俺らの特権!!な後輩組VSだからどうした?素のままで甘えてくるのは俺らの特権だ、な蜂蜜に発展
和やかなムードで蜂蜜のターンは終了