ラスボス戦闘回
せな攻略後
依存系せな達が消えるのと同時に登場
しょっぱなから陛下に攻撃してくる
一旦は部室に逃げ込むバスケ部達だが
そいつは追いかけてきて部室の外で暴れ回る
ガリガリ扉を引っかきながら
逃がさない逃がさない逃がさない逃がさない逃がさない逃がさない逃がさない逃がさない
ころしてやる
と呪いの言葉を叫ぶ喚く
記憶が完全に戻っている陛下はそいつがせなを虐めていた主犯格だとすぐにわかる
しかし何故自分が襲われるのか検討がつかない
イジメの邪魔をされた腹いせだけでは収まらない程陛下の死に執着しているし
これはまだ思い出せていない事があるかもしれない…
という事で最後の記憶を探す旅開始
敵の素性について
まず名前は美作結希
せなを虐めていた主犯格
イジメの理由、原因は単なる八当りで
日頃のストレスの捌け口として、大人しそうなせなをターゲットにしていた
ストレスの原因は多々あるが
一番は陛下への嫉み
実は陛下と同じ小学校出身で、必然的に宮地兄弟とも同じ小学校出身という事になるのだが
小学生ながら宮地清志に恋心を抱いていた
しかし宮地の側には常に陛下がいる
近づきたい
でも近づけないジレンマ
陛下への嫌がらせを何度も試みたが、裕也が目を光らせていてそれも出来ない
兄の清志に大事にされるだけでなく、弟の裕也にまで大切に扱われている陛下が妬ましい
だからといって攻撃をして、宮地に嫌われる事だけは避けたい
そんな思いから小学校時代は大人しくしていたのだが
陛下と宮地兄弟はどうせ同じ中学にいくだろうと思い、彼らのいない帝光に進学したが
何故か陛下がいる
中学になって離れられたと思ったのに…
と苛立ちを募らせる結希
しかしよくよく考えればここには陛下のみで
側で目を光らせていた宮地兄弟はいない
今ならあの時の屈辱を晴らせる…
と、結希は陛下への嫌がらせを始めようとする
だが今度は陛下の周りにはキセキの世代が集まっている
バスケ部キャプテンの虹村や、不良と名高い灰崎も含め
常に誰かしらが傍にいる為手が出せない
兄弟だけじゃない
学校の有名人達にまで大切に扱われ、守られている陛下
何故?どうしてあいつばかりが?
日に日に増していく陛下への憎しみ
それを持て余していた結希は
たまたま目に付いたせなに手を伸ばす
大人しく、引っ込み思案で友達が少ないせな
多感な年頃の少年少女がストレスの捌け口にするにはもってこいで
結希がはじめにせなにきつく当たった事をきっかけに、何名かが便乗してイジメに発展
他の生徒はその酷さに顔を顰めるも
自分が同じ目にあうのが怖くて見ないふり
せなを罵る度、殴る度
胸の空くような爽快感が結希を満たす
そうして結希は陛下への苛立ちを全てせなにぶつけるようになるが
ある日陛下が現れてイジメの現場を抑えられる
それ以降せなでストレス発散する事も出来なくなり、どんどん溜まるフラストレーション
キセキ覚醒で彼らが陛下から離れた時も
虹村、灰崎は常に陛下のそばにいて結局手も足も出ない状態
そんな悪環境のまま卒業を迎え
陛下は霧崎、結希は秀徳へ進学する
進学先で宮地を見つけた結希はあの日の恋心が再燃
しかも邪魔な陛下は霧崎なのでここにはいない
今なら宮地に近づける…
そんな淡い期待を抱いたものの宮地はバスケ一本で色恋沙汰は蚊帳の外
その癖宮地の影には常に陛下がちらついていて
どこまで行っても邪魔な存在である陛下への恨み、憎しみがどんどん大きくなっていく
そんな中陛下が嫌がらせを受けていると風の噂で聞いた結希
ざまぁ見ろと陛下を内心で嘲笑い
それによって陛下への直接攻撃はしなかった
が、ある日街で陛下を見かける
少しだけ
ほんの少しだけ
かつての仕返しをしてやろう
と陛下に近づくが
それよりも早く霧崎バスケ部の花宮、桐皇の今吉が現れる
咄嗟に足を止め、陛下を見送るしかなくなってしまったが
去り際、自分を振り返り牽制するように睨みつけてくる花宮と今吉がいて
何処に行っても大切に守られる陛下への憎しみが爆発
陛下の死を願うようになる
とはいえ直接狙っても周りにいるガードが邪魔で手が出せない
何か策はないかと考えるも何も浮かばないまま時がすぎる
しかしある時、結希に絶好のチャンスが巡ってくる
それはせなとの再会
ちょっとつついて怯えるせなを見れば、少しは気分転換になるかも
と軽い気持ちでせなに接触
だが予想に反してせなは自分に言い返してきた
それが面白くなくて言い返すうち、口論はどんどん激しくなり
ついにはセナを道路に突き飛ばす
しかしここでまたもや陛下が現れ、セナを庇う
何処までも目障りな陛下への怒りと、目の前の事故は陛下を排除する絶好の機会である喜び
何としてでもここで陛下を排除したい
という強い思いが陛下の精神世界に干渉し
陛下の記憶を奪い、思い出の1部を異形に変えて陛下に襲いかかる
生を望む陛下の精神世界であり
死を望む結希の精神世界でもある為
生者に対して攻撃をしかける魔性のものも引き寄せられている
屋上の人魂はこれに該当
また、結希の精神が望んだことにより生まれたのが異形だが
結希が異形をコントロールする事は不可能
それはそれぞれが抱える怒り、憎しみの対象が別だから
結希的にはそれも気に入らないが、一番の目的は陛下の完全な死なので一先ず放置している
だがどの異形も陛下やバスケ部達に敗れてしまう
本当に何処まで行っても大切される陛下
皆に愛されて守られている陛下
陛下への憎しみはキャパシティ以上に膨れ上がり
ついには、陛下を守るバスケ部達にまで怒りが及ぶ
そして始まるラストバトル
異空間での結希は至って普通の女子高生
ただし陛下への強い憎しみに引き寄せられた犬神に取り憑かれてしまっていて
鋭い牙と爪を持っている
ここに辿り着くまでの間に、この空間から抜け出す鍵は陛下の記憶である事には気付いているので
全員で団結して攻撃を交わしながら、陛下の最後の記憶を探す一同
結希がせなを突き飛ばした犯人である事
そして中学時代にせなを虐めていた主犯格と同一人物である事
徐々に記憶が戻るにつれ、焦るように攻撃性が増していく結希
一方の陛下は現実での自分の状態やこの世界について少しずつ気づいていき
もしかしたら、自分はもう本当は死んでいるのかもしれない
と思うようになる
しかし周りからの励ましや変態霊が残した言葉でその考えを払拭
前向きに、生きる為に再び動き出す
そして最後
もともと結希が陛下を妬み、その果に憎しみを抱くようになっていた事や
常に自分を殺す機会を伺っていた事にきづいていながら
どうせ実際には手は出せないだろう
実害のないうちは放っておけ
と存在自体なかったことにしていた事を思い出し
さらにそうなった原因が自分の人間関係にある事を思い出す
が、それを一つ一つ指摘していくと結希がどんどん発狂していく
そんな中で宮地が言い放った現実に、ついに結希は思い人であった宮地を襲う
けれど陛下がそれを庇ってお腹に重症の怪我を負う
だが陛下は倒れない
しっかりとその場に立ってひやりと冷たい目で結希を見る
私は死んだからこの世界にいるんじゃない
生きる為にこの世界を作ったんだ
ここは生きたいと願う私が作り出した精神(希望)の世界
全て心の在り方次第で良くも悪くもなる世界
私はもう迷わない
あなたを追い出して、私は私の現実に戻る
今すぐここを出ていって
ここは私の領域だ
そしてその領域内にあなたを招いた覚えはない
邪魔者なのは私ではなくあなたの方
私が自分で手に入れた世界(人の輪)にあなたは必要ない
だから今すぐここから出ていって
力強く言い放つ陛下の腹部に傷はなく
さらには陛下の言葉に呼応するように何処からともなく無数の光が現れる
その光は犬や兵士へと姿を変えると、陛下とバスケ部を守るように身構える
同じ事はもう言わない。今すぐここから出ていけ
最後の忠告を聞いた途端
今度は結希がその姿を変える
それは今まで異空間に現れた異形と融合した醜く巨大な餓者髑髏
当然ながら説得が通用する相手ではないので、
相手の精神を破壊するくらいの心づもりで挑まないと逆に死ぬ危険がある
ここで重要になるのが陛下の気持ち
陛下が少しでも死を受け入れていたら勝つのは難しく
是が非でも生きてやる、自分はまだ死ねない、死んでなんかいない
という生への強い意志が重要
この異空間の基盤は陛下なので、全ては陛下次第なのである
陛下と結希のどちらの思いが強いかの勝負
激しい戦いの中
陛下は結希の心の声を聞く
何故?どうして?あいつばかりが愛されて、私の事は誰も見てくれない。羨ましい。妬ましい。愛されたい。あの人の愛が欲しい。でもあいつが邪魔をする。あいつさえいなければ、あの人は私を見てくれるはず。私は何も悪くない。悪いのは全部あいつ。あの人の愛を私から奪ったあいつが悪い。1人でだって生きれる癖に、どうしてあの人を縛り付けて離さないの?私にはあの人が必要だ。あの人がいなければ生きていけない。それなのにあいつは、そんな私からあの人を奪っていく。妬ましい妬ましい妬ましい憎い妬ましい妬ましい憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い。
努力なんて一つもしてこなかった癖に嫉妬ばかり育てた哀れな女
そしてそれを人のせいにして、自分を正当化する浅ましさ
骨が砕かれボロボロになっても陛下の死に固執する結希は
最後の力を振り絞って陛下に突撃するが
陛下の手前数cmより先へは進めないまま動きを止める
進みたいのに進めず、カタカタを震える餓者髑髏
そんな餓者髑髏の頬の部分に陛下がそっと手を添える
哀れだね。こんな姿になるほど憎しみを肥やすなんて。その間にほんの少し努力するだけで全てが変わったかもしれないのに、そのチャンスを自分で潰してる。その癖、自分の怠惰を他人のせいにして自己保身ばっかり…。もう救えないよ、あんた。可哀想。
大きく窪んだ眼窩の奥をまっすぐ見据え
憐憫の滲んだ言葉を陛下が口にした途端
バキンと髑髏にヒビが入り、けたたましい悲鳴が響き渡る
その轟音に揺さぶられ崩れていく精神世界
このまま世界が崩れてしまって、自分達は無事に帰れるのか?
と焦るバスケ部
ふと、陛下の前に光の壁が現れる
その扉を潜ろうとする陛下を引き止めるバスケ部
彼らに陛下は
私がこの扉を潜れば世界は終わる。皆はちゃんと元の場所に帰れるよ
と、言う
陛下はどうなるのか?ちゃんと帰ってくるのか?
と必死に問いかけるバスケ部
陛下は今までで一番の笑顔を浮かべる
もちろん。皆が待っててくれるなら、私は必ず……必ず、皆の所に帰るよ。だってそこは、私だけの特別な場所だから
それだけ言うと、陛下はさっと光の中へ飛び込んでいく
その瞬間、周囲に光が溢れ
バスケ部達の意識は遠のいていく
目が覚めたバスケ部はWC会場にいて、一体なんだったんだと暫し呆然
しかしすぐさま宮地が携帯を取りだすと、陛下の母親からの着信と自分の親からの着信が1件ずつ
折り返し電話をすると陛下が事故に遭い病院に運ばれたと聞かされる
さっきまでの事は夢ではなかったのだ
ついていけていない他のバスケ部を尻目に全員で陛下の運ばれた病院へダッシュ
そこには機械に繋がれ生死の境を彷徨う陛下が
峠は越えた。後は目覚めるのを待つだけだ
という医者
毎日陛下の見舞いに来るバスケ部
しかし目覚めない陛下
そんな状態が数週間続いたある日
いつも通り見舞いに来た宮地が陛下の頬を撫でながら
いい加減起きねえと轢くぞ、このバカ…
と呟くと、陛下の瞼が震えて静かに目を覚ます
そして泣きそうな宮地に微かな笑みを浮かべて
おはよ、清くん……ただいま……