Spurious White
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keito side
あぁ、まただ。
何をそんなに不安がっているの?
...怖がって、いるの?
Spurious White.
薮「ねぇ、これ何?」
「へ?」
俺の携帯を手に、暗い瞳をした薮くん
ギターを弾いていた手を止めて顔を上げると、画面を見せてきた。
山ちゃんとのLI〇Eのトーク画面
『明日、圭人ひま?』
「え、見ての通り遊びに誘われてるんじゃない?」
...てゆーか、何で俺の携帯のロック番号知ってるの
教えてない、よ、俺。
「なんで薮くんロック知ってんの、」
薮「...うるせぇ」
「は?」
薮「そんなの知ってて当たり前だろ"彼氏"なんだから。」
「いや、勝手に...」
薮「圭人」
真っ暗に影を落とした前髪のせいで表情がよく分からない。
ただ、低く、深く発せられた俺の名前に
十分な怒りが含まれていることはよく分かった。
「な、に」
薮「これからオフは絶対に家にいろ。」
「...へ?」
薮「誰とも会うな。メンバーもダメ。撮影で会えるんだから良いだろ。」
「は、何言って、」
そのあとに薮くんが発した言葉に
思わず俺は
顔を歪ませてしまった。
薮「本当は家から一歩も出させたくないんだから。」
この日からだった。
いつも優しくてふにゃっとした笑顔で俺の頭をぽんぽんしてくれていた薮くんを見ることがなくなったのは。
毎日抱き潰されて
愛を囁かれて
ドロドロに溶かされて。
「ひぁ、っ...ん、ゃあ、い...ぁぐ...ッ」
少しでも他のメンバーと仲良さげに話した日には
暴力だって振るうようになった。
「ごめ、薮く...っごめん、ぅあ"」
俺を壊してしまうくらい愛して
俺が気を失うと、
彼は必ずこう言うんだ。
圭人、許して____
朦朧とする意識の中、
あぁ、この人は俺なしでは生きていけないんだって
こんなに酷いことされているのにも関わらず溢れてくる幸福感。
____あれ、俺もおかしくなっちゃったのかなぁ...?
continue...
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