面白くねェ。何もかもが面白くねェ。面白くねーし気に食わねーしで気分はゲロっちまうぐれー最悪だ。そんな俺に気づかず、お・れ・が、行列に2時間も並んで買ってきてやったあいつのお気に入りの店のドーナツを囲んで陰毛頭とキャッキャウフフしてやがる。おーいおいおい、何レオに一個やってンだよ。お・れ・が、お前に買って来たんだぞー。さらに言うとその一個は俺の分だーー。あーーー食いやがったーーー……。
「あれ?ザップ、何で2個しかないの?」
「えっ?!!もう既に僕完食してるんスけど!!……珍しいっスね、僕とナマエにだけ買ってくるなんて」
「クズにそんな芸当出来るわけないよレオ」
「な訳ねーだろが!!!俺と!ナマエの分に決まってんだろバーーーカ!!!」
ナマエのヤローがなんかフザケたことを言ってるが一先ず無視だ。俺は陰毛頭を血法で逆さ吊りにしてなんとか吐かせようと試みようとしたが、振り上げた手を俺の何周りも小さい手が抑える。
「私とレオで買い足してくるよ。同じ味でいいよね?あ、レオ先に行ってスクーターふかしてて」
「は、」
「わ、分かった!先に行ってる!!」
ガチャン、とドアが閉まる音を聞いてよし、と謎に意気込んだナマエが俺に向き直って一言。唐突な発言に言葉が詰まった俺は何も言い返せぬままレオを追っていくアイツを見送ってしまった。
『ザップ、妬いたなら素直に言えばいいのに。』
ああその通りだちくしょう。分かってんなら陰毛チビとイチャコラしてねーで早く帰って来い、馬鹿。