と、ここまで考えてリースはハッと口に手を当てた。フィオナという人は天才という言葉を嫌っている。というより天才がいることを言い訳に努力しない人が嫌なのだ。なのでまた小言が飛んでくると身構えていると
「なら観察してみたらどうかしら」
「か、かんさつ?」
思ってもいない言葉が彼女から発せられた。
「だからね?観察して盗めばいいのよ。効率的な勉強方法とかをね」
「盗む?フィオナから?」
「私はあなたよりは成績いいけど盗まれるほどのモノは持ってないわ」
目の前の友人は冷静に成績状況を分析している。しかしリースはこの扱いに慣れているためそこには口を挟まない。
「じゃあ誰から...」
いいかけて気づく。しかし正解を言いたくない。
そんな彼女をみかねてフィオナが引き継いだ。
「そう、あのジェームズ・ポッターよ」
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