「はぁーーーー」
うつむいたままのリースにしびれを切らしたブラックは大きなため息をついた。
「ごめんだけどさ、俺あんたに興味ないんだわ」
「はい」
(私もないです...)
「だから消えてくんねえ?迷惑なんだけど」
ん?これは、とリースも気づいた。ブラックには彼女が告白かもしくは好意であとをつけていたのだと思われていたのだ。もちろんリースにはそんな気は一切ない。だが勘違いされたままは嫌なので
「わたし、その、あなたのこと好きじゃないです!!ごめんなさい!」
と叫んで一目散に逃げた。
「はっ!?」
人気のない廊下には1人なぜか嫌いと言われた男が突っ立っていたのであった。
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