そのことを改めて考えるとどうしようもなく胸がいたくなる。
と同時に図書館にいろいろと荷物を忘れてきたことも思い出したが

「みじめすぎる...」

ごろん、と人がいないことをいいことに廊下の地面に寝そべったまま方向転換して仰向けになる。
「あー、冷たくて気持ちいいなー」

「あ、、?廊下でなにやってるんだよ」

これ以上みじめなことなど何もない、と変に開き直り始めた時に間の悪いことに一人の男が居合わせた。

黒い髪の毛でどこか気だるそうな、それでいてすべての動作がかっこいいシリウスブラックその人だった。

「なんでブラックが」
「そりゃ廊下だから歩きもするだろ。お前の方こそなんで廊下の地面に寝っ転がってんだよ」
「それは、こけちゃって、そしたら廊下の地面が思ったより気持ちよくて」
「ぶっ、く、おま、意味わかんねえよそれ」

ポッターのせいだなんて言えない(厳密に言えばポッターのせいでもないが)のでこけたところから説明したのが悪かったのか目の前のイケメンは笑い出してしまった。