「そう、背徳感!これはシリウスたちじゃ味わえないよ」

私だけ。エバンズとも違う関係。
ポッターはいつも通りなんの気もなく発言しているのだろうが、この言葉は最近悩んでいたリースにとってポッターと一緒にいていい理由をもらえたことに等しかった。

「そっか、そっか!なら悪友でもいいわ」
「悪友でも、って、僕の悪友なんてすごいことなんだよこれは!」
「わかってる。とても、とても光栄に思うわ」

そう言ってはにかみ、彼女はどこか吹っ切れたように勉強にまた集中しだした。

「リースちゃん。君の笑顔、久しぶりな気がするよ」

少しまぶしそうな顔で彼女を見ながら、また笑顔が見れたことにとても喜んでいることなど、リースだけでなくポッター本人も気づいてはいなかった。

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