「本当にごめんなさい」

リースは震えた声でつぶやく。目の前の友人に裏切りともとれることをしていたこと、こんなことになるまで秘密にしていたこと。不安にさせたこと。

「もう、いいわ。それよりも、よ」

フィオナがリースを見つめる。その表情は先ほどよりはすっきりしていて、そこにいたのはリースがよく知る、頼りになる友人だった。

「?」
「あなたはどうしたいの。リース?」

どうしたいのか。リースが出した決断は

「元に、戻したい」

他人にも自分にも辛いものだった。

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