++SS

▽2017/12/31(Sun)
伊瀬谷四季の嫉妬


許されないことをしよう/伊瀬谷四季

※途中。トゥインクル!のP


 #名前#ちゃんとは手を繋ぐこと以外してない。それも外だとファンの皆やそういう芸能人やアイドルのスクープを狙っている記者の人に二人の関係がバレてしまうからって、そうやって恋人らしいことをするのは、#名前#ちゃんの家の中とか事務所で皆が居ない時を見計らって。
 #名前#ちゃんは優しくて、だけどその優しさは皆に与えられるもので、オレと#名前#ちゃんがトクベツな関係だと証明することは手を繋ぐことってだけだってこと。それがいつ無くなってしまうのか、トクベツとフツウの境界線が消えちゃうんじゃ無いかってちょっとだけ不安になる。#名前#ちゃんと付き合い始めたのも、オレが#名前#ちゃんのこと好き!、ってずっと言ってたからだし、好きって言い出した最初の頃は冗談だと思われてたし。
 オレだって男だから、手を繋ぐより先のことをしたいって思う。言うこともちょっとだけ恥ずかしいような、普通の男ならしたいって思ってるようなこと。

「──そうであると、空いたスケジュールは詰めた方がいいですね」
「すまない助かる」

 #名前#ちゃんと薫っち。キョリが近い。#名前#ちゃんにも薫っちにもそんな気は全然無いって思ってても近すぎる。二人並ぶと、オレと並んだときと違って、オトナの女の人と男の人って感じでちょっとだけ悔しかった。#名前#ちゃんとオレが並んでも、恋人同士には到底見えなくて、お姉ちゃんと弟って感じ。オレの方が身長が高くて、肩幅だって広いのに。そのイメージがいつだって消えない。


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