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▽2022/04/03(Sun)
チンコギンギンなんだよね/及川徹

 一年ぶりに恋人がうちに来た。一本早い飛行機に乗って、ボロボロになったスーツケースとコンドームが入ったレジ袋を引っ提げて、だ。

「ごめん#名前#、俺チンコギンギンなんだ」

 開口一番それである。確かに彼の下半身を見ると、ビッグシルエットのシャツに隠れた股間が確かにテントを張っていたので笑ってしまった。

「おかえり及川、向こうで彼女作らなかったの?」
「馬鹿、お前以外に彼女なんて作らないよ」

 ただいま、と彼が言って抱擁を交わす。一年前に会った時よりも胸が逞しくなったのかもしれない。平凡な身長の私と、高身長の部類に入る及川が抱きしめあうと、私が彼の胸板に顔を埋めて潰される形になるので非常に滑稽だ。抱きしめ合うと彼の股間がこれでもかというほど主張するので笑いが止まらなくなる。

「どうしたの一日早いじゃん。片づけ終わってないよ」
「早く帰りたくて一本ずらした。今日抱き潰すから覚悟して。明日と明後日休み取ったんんだろ?」
「足腰立たなくなるまでするのは勘弁してほしいなあ。先にお風呂入ってきなよ」

 




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