ほつれ目

「187、また背中ほつれてる」
「えっ、あー本当だ。直してもらったばっかりなのに」
 セロはちょいちょいと手で招くと、187は素直にセロの前に座った。まるで恒例行事のように。
「ふふ」
「なんだよ、気色悪い」
「この時間が好きだなあって」
「……気色悪いやつ」
 セロは文句を言いつつほつれ目を直した。
 セロもこの時間が嫌いではなかった。



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