私の恋を返して!


 

※変態一之瀬



「ねー一之瀬、バレンタインはミルクチョコで平気?」
「あ、なまえ。俺、チョコいらないよ?」
「え、甘いの嫌いなの?」
「ううん、別のが欲しい」


別の、ってなんだろう、と私は首を傾げた。一之瀬って甘いの嫌いだったんだ初耳。
じゃあビターチョコレート?と聞いても一之瀬は違うと答える。じゃあブランドのチョコレートとか?違う。じゃあブランドの時計とか?違う。
いくら聞いても違うの一点張りで私は頭を悩ませていた。だってさ、好きな人には喜んでもらいたいでしょ?


「じゃあ、何よ」

「なまえのぱんつ。」


……。
今彼はなんといったんだろう、ぱ、ぱぱぱぱんつだなんて聞こえた私余程耳悪いのかな耳鼻科いかなきゃね!わんもあ!となれない不得意な英語でもう一度言うように頼むと今度はハッキリ「ぱんつ」と聞こえてしまった。
ぱんつ?なまえのぱんつ?私の?待てよ冷静に考えようなまえ。今一之瀬はハッキリとなまえのぱんつが欲しいと言った。


「ぱ、ぱんつ?」
「うん、ぱんつ」
「何に使うの」
「おかずにしようかな〜っとおも」


最後の言葉を聞き終える前に私は一之瀬を蹴飛ばしました。

私の恋を返して!
(変態め…!!)


End

mokuji / clegateau