科学と魔術が交差する探偵世界


とあるシリーズパロ。能力者も魔術師もいる世界。
主人公は上条さんポジション。幻想殺し持ちで不幸体質。レベル0として記録されている。
新一達のクラスメイト。
デフォルト名は「上条 佑麻」

以下本編

ここは東都米花町。日本の中心的な都市の一つで他の都市と比べて科学技術が進歩しており、天候等がコンピュータによって管理されている。
そんな町にある帝丹高校に通うレベル0の少女、上条佑麻も町の住民の1人である。



「不幸だ・・・」

突然ですけどこの私、上条 佑麻は自分で言うのもアレなのですが、かなりの不幸体質である。
道を歩けば高確率で鳥の糞が落ちてきて、自販機で何かを買おうとしたらお金が飲み込まれ商品は出てこない。行列に並べば私のちょうど一個前で売り切れるエトセトラエトセトラ・・・
そして今・・・

「お嬢ちゃんさぁ・・・君がぶつかってきたせいで俺の腕折れちゃったんだけどぉ?」
「どうしてくれんだよ?」
「慰謝料払えよぉ」

絶賛不良に絡まれているなうです。助けて。私喧嘩とか得意じゃありません。ヘルプミー。

「い・・・いやぁ・・・あのですね・・・あなた方の方からぶつかってきたというか明らかに腕動いていますし・・・それにですね・・・」
「うるせぇっ!!いいから財布だせよオラァッ!!」
「サッサと出せば済む話なんだからよぉ?」

どうしよう。財布を差し出さない限り引いてはくれなさそうだ。
少し前に自販機にお札を飲み込まれた為に雀の涙ほどの小銭しか入っていないし、カードは誤って踏んでしまい壊れてしまったので現在再発行中でほぼ完全に中身が空っぽなんだけど大丈夫なのだろうか。別の意味で引かれないだろうか。
色々とグルグル考えているうちに不良達のイライラが溜まってきている。青筋は立っているし血管が浮き出ている。怖い。マジでヤバイ。

諦めて財布を差し出そうと鞄に手を伸ばしたその時


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