ぱっと思い浮かんだワンシーンとか
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マイクの友人

「だからよォ〜…俺の何がいけなかったんだァ…?」
マイクは管を巻いてテーブルに項垂れた。オフスタイルのマイクの声にはいつもの陽気さはなく、ずびずびと鼻をすすりながら酒を煽っている。
「知らないわよ、私あんたの"カノジョ"じゃないもの」
「そうだよなァ…。はあ…俺、ちゃんとあいつのこと好きだったのによォ…好きだけじゃダメなんだなァ…」
「…でも、マイクなりにちゃんとその子のこと大事にしてたじゃない。今回もちょっと合わなかったってだけよ」
毎度お馴染みな言葉に慰みの言葉をかけると、マイクは少しだけ目を見開いて、ふにゃりと笑った。
「おまえ、ほんといいやつだなァ」
「…、感謝してよね」
あんたを好きじゃなかったら、本当に友達でいられたら。こんな痛みを味わい続けることもないのに。いいやつなんかじゃないんだよ、マイク。告げる勇気なんてないのに、いつまでも恋心を捨てられなくて、"何でも話せる優しい友人"を演じ続けるしかなくなった、哀れで馬鹿な女だよ。

2018/09/16 MHA
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