小休止
なんだかとても疲れてしまいました。
私が向き合いたいと思う相手は、どんどん私から離れていきます。
初めからなかったかのように、日常の奥に私と相手の思い出がどんどん埋められていきます。
埋められた思い出たちはたまにふと香りを覗かせて私の胸をチクリと刺すけど、それももうきっと、いつか忘れてしまう気がしています。
こうやって何もかもを仕舞って生きていくことしかもうできないのかしら。
◯
離れて暮らすということが、どれだけ難しいことなのか、私には分かっていませんでした。
近くにいたからすぐに分かることが、今までたくさんありました。
あなたの表情ひとつであなたが今心地よさを感じていること、隠しても言葉の端に滲んでいたあなたがなにかを気に入らないと感じていること、あなたの指先の滑らかさから私を愛しいと思っていてくれていること。
今は何もかもが分かりません。
明日会いに行った時、あなたはどんな表情で、どんな言葉で、私を迎えに来てくれるのでしょう。
もしかしたらもう、私の知っているあなたには会えないのかもしれないね。
◯
今日のお昼、遠くの方で、子供が泣く声が聞こえました。それはそれは大きな声でした。
あんな風に泣けたらよかったのにと思いました。
私たちはお互いに向き合って、ちゃんと涙を流せるかな。
ちゃんとめちゃくちゃに言い合いができるのかな。
それすら今の私には望めないのかもしれません。
◯
霧の中にいる。
抜けられない霧の中に私たちはただ立っている。
あなたはどこへいくのかしら。
私はどこへいくのかしら。
私たちはどの道へ出ていくのかしら。
◯
今日の空は少しだけ星が見えるよ。
そちらはどうですか。
おやすみなさい。
🧠 🖋️
ALICE+