03
*基本会話文のみ
「安室さんを強制的に帰したところで次の質問いきましょうか」
「次は…名前宛だな」
「榎実留様からですね。質問有難う御座います。『コナンの世界に来る前の貴方の家族のことを教えてください。家族構成とか、兄弟の話や楽しかったエピソードなどがききたいです。きっと赤井さんも気になると思います。』」
「確か、兄がいたんだったか…」
「ですです。父と母と兄と私の四人家族ですよ」
「年は近かったのか?」
「いや、離れてましたね。8歳違ったんでお兄ちゃん兼保護者みたいな…。正直、ブラコンでした」
「ホー…」
「共働きだったんでどうしても兄に面倒を見てもらうことが多かったせいかもしれないですけど…」
「楽しかったエピソード、と書いてあるが」
「んー…ブラコンだったせいかお兄ちゃんがいたらなんでも、って感じのところもあったからなぁ…」
「親よりもその兄の方にべったりだったのか?」
「まぁ、そうですね。あ、料理は兄に教わったんですよ!兄が1度人参のグラッセ作るのに砂糖と塩間違えちゃって。見た目は分からないからいつも通り口に入れたらあまりのしょっぱさに泣きそうになったことがあります」
「そんな古典的な……」
「何でかそのとき同じ入れ物にいれてたんですよね。その後からは見ただけで分かるように色の違う入れ物になりましたよ」
「両親との思い出は?」
「二人とも子ども産んでもバリバリ働く!って感じの人たちだったんですけど、やっぱり親ですよね。私と兄の誕生日とかには絶対休み取ってくれてたんですよ。小さいころはやっぱり兄べったりではありましたけど誕生日は特別、って感じが好きでしたね」
「……俺でよければ、誕生日は一緒にいてやる」
「え、いいんですか?」
「誕生日は特別、なんだろう?」
「有難う御座います。なんか、秀一さんお兄ちゃんって感じですね」
「兄なら、手は出せないがな」
「あ、そっか。じゃあやっぱり秀一さんは恋人じゃないと駄目ですね」
「…寂しいとは、思わないのか。こっちの世界に1人で来て」
「正直、ゼロってわけじゃないですけど……でも、秀一さんがいましたから」
「最初は、警戒だったんだがな」
「ん。でも、手を差し伸べてくれたから十分ですよ?」
「………そうか」
「です。後は…こっちの世界に来る前は、兄と2人暮らしでしたね」
「兄と?」
「いや、普通に2人とも実家に住んでたんですけどね。私も兄も手がかかる年じゃなくなってたから両親も長期出張に出たりしてたんです。なので一応籍とかは4人なんですけど実際は兄と2人でした」
「その兄は、結婚していなかったのか」
「まぁ…。いい加減しなきゃなぁとかは本人も言ってたんですけどね」
「相手はいたのか?」
「さぁ…。なんか私が結婚するまではいいかなって感じでしたね。今思えば、過保護だったのかもしれないです」
「妹は、な…」
「あ、やっぱり秀一さんも真純には過保護になります?」
「弟と比べたら、の話だ」
「でも、可愛いんですよね?」
「まぁ、可愛くないわけじゃないが…」
「ですよね。あー…お兄ちゃん会いたくなってきた」
「兄には会えんだろうが…兄の代わりぐらいにならなってやるぞ」
「どっちかというと恋人枠でお願いします」
「好きにしろ」
「はーい。じゃあ榎実留様、質問有難うございました!」
2015.10.23