16
*基本会話文のみ
「お次は16通目、きい様から質問です」
「相手はどっちでもいいみたいだな…」
「何々…『出逢いのきっかけでもある主人公ちゃんが落とした生徒証は結局返してあげた(貰えた)のでしょうか?赤井さんが素直に返したのか結局忘れてて後日今更ながらのタイミングで返したりしたのかと色々想像してしまいます。実はまだこっそり持ってたりするのですかね?』」
「…まぁ、冬に返したな」
「冬ですねぇ…」
「次行くか」
「いやそこから話を膨らませましょうよ」
「そういえば学生証と生徒手帳は別物とか言ってたな」
「です。生徒手帳は手帳って言うぐらいですから手帳ですね」
「どっちも写真はあるのか…」
「生徒手帳は一年生のころから変わらないですけどね」
「学生証は変わるのか」
「はい。毎年写真撮り直してますよ」
「生徒手帳には校則が書いてあるんだな」
「読み返したことないですけどね」
「だろうな。にしてもコレを持ち歩くのは邪魔じゃないのか?」
「そのための学生証じゃないですか?秀一さんが持っていること完全に忘れてたので映画行くのに生徒手帳持って行ってましたけど」
「周りの奴らが持ってるの見るだろう…」
「まだ20にもならない現役女子高生と30手前のそろそろ若さだけでは何とかならない人間が同じ映画見ると思います…?」
「時々思うんだが、名前も中々年齢のわりに老けてるよな」
「それは褒められてるんですかね、貶されてるんですかね」
「……半々だな」
「うわぁ…」
「それより、学生証と生徒手帳の話だったか」
「です。もし私が学年変わる頃に思い出さなかったらまだ秀一さんの手元にあったかもしれないんですよね」
「そうだな…。俺も荷物に入れてて忘れてたぐらいだ」
「そんなもの持ってるときに職質されなくてよかったですね」
「適当に言い訳は考えるさ」
「FBIの手帳は見せないんですか?」
「休暇中のFBIの人間がそんなにウロウロしてたら怪しまれると思うが」
「あ、そっか」
「よかったですね、職質受ける前に返してて」
「ただ前にも言った通り生徒手帳のコピーは取ってるんだがな」
「ホントに職質されてしまえばいいと思う」
「職質とは少し違うが取り調べは受けたぞ」
「それ、バスジャック事件ですよね」
「あぁ。あのときは荷物は全部ホテルだったが」
「でしょうね。あ、話戻りますけど学生証は私が秀一さんに言って返してもらいましたね」
「そうだったな…。ただ、思い出すまでに少しかかった」
「私が返して貰ってませんでしたよね?って聞いても返事がくるまで間がありました」
「1年近くも持ってたら忘れる」
「開き直らないでください。学生証に関してはそんな感じですかね。きい様、質問有難う御座いました!」
2016.01.26