2019/10/26

真選組のお姉さまに拾われる赤葦2

お姉さま死亡エンドとエンド後の転生話


死亡はさらば真選組編。佐々木が死ぬ前に、満身創痍な仲間を逃がすために囮になってたった一人で黒縄島に残る。からの死亡。さすがに一人で敵を切りまくったあと、何十人もの烏相手にはできなかった。途中まで赤葦も一緒に戦ってたけどお姉さまを大砲だかなんだかの爆撃から庇って気絶。なんとか五体満足で生きてるけど打ち所が悪かったのと庇う前の戦闘で腹に刀刺さって穴空いてた。よってお姉さまが逃がした満身創痍の仲間の一人に担がれ知らぬ間に大事な人を置き去りにして助かった人。目が覚めてからは怪我そっちのけでぶちギレ。
「なんであの人を置いてった!!!どうして俺をつれてきた!!!なんで…なんで置いていってくれなかったんだ!!!」
助けてくれた隊士の胸ぐら掴んで怒鳴るけど、お姉さまの元上司な我等が副局長にぶん殴られてぶっ飛ぶ。「「「「(いや怪我人です副長…)」」」」
青ざめる周囲もお構い無しで一括。
「テメェを生かすために死んだあいつの選択を、台無しにするようなこと言ってんじゃねえ!!!」 
こっちもぶちギレ。涙が止まらなくなる周囲とハッとしながら泣く赤葦。
「お前が、あいつに拾われて生かされたお前が、あいつの分まで生きねえでどうする。」
去ってく副長と泣き崩れる赤葦。赤葦京治泣かせたいおばさんですみません。

でお姉さまは死んでなんと転生。思い出すのは小学校の剣道クラブ。「oh...マジか。」人生二回目…ド平和かって放心。せっかく平和だし、なんか家族もあの時と同じで兄さんと両親もぴんぴんしてるしまあいっか。ってなって楽しむ。
中学入学で京都から引っ越して東京に。同じ学校にファンキーな髪型したやついるなと思ってたら寝癖で爆笑して仲良くなる。何故だ。コミュ力おばけ。
でそいつと高校も一緒になる。都立音駒高校。お察しの通りファンキー髪型野郎は黒尾鉄朗くん。
「あらあら〜?真琴さんじゃないッスかー。」
「鉄、そのキャラキモいけど大丈夫?」
「辛辣かよ。」
からの二人で大爆笑。二人にしかわからない世界がある。が、お付き合いはしてないしそういう空気にもならない。
「真琴が彼女〜?ナイナイ。」
「鉄が彼氏とか空からロードローラー降ってくるレベル。」
「wrrry…」
研磨くん激かわ天使だし夜久くんは男らしさと可愛らしさを兼ね備えた天使だし海さんは菩薩だしとにかく黒尾の周りが素晴らしい。ありがとう鉄、君は最高の友達だと夜久くんガン見しながら言ったら泣かれた。

「あれ、真琴?」
「?鉄、あれ、バレー部も休憩?弧爪くんいる?夜久くんでも可。」
「ま、…ままままま真琴さん…!!!!???」
「虎ちゃんやあやあ、元気ぃ?」
「ハイッッ!!!!!!!!」
「研磨もやっくんも中だよ。つかお前部活中じゃねえの?」
「休憩中、あと15分ぐらいね。そちらさん随分にぎやかだけどどっかと試合でもやってんの?」
「梟谷と練習試合。覗いてく?」
「んー、そうねえ…」
「黒尾ー!!ブロック飛んで!!!」
「!!!??」
「!!!??」
「休憩中くらい休ませろよ木兎…なあまこ…え、真琴めっちゃ水溢してんぞ。」
「?アカーシどした!はら痛えのか!?」

「…真琴さん?」
「…ヒトチガイデス。」
じゃ!と去ろうとする腕をがっしり捕まれる。ああこれは…
「…話があるのでお互い部活終わったら会いましょう。」
「いや…あの人違い…」
「真琴さん」
「ハイッス」

「逃げられないんで、無駄なことはしないで下さいね。」

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