To Over Load:
…前身となったOverload時よりDYNAMIC CHORD社に所属。前述バンドのメンバーである3人は当社おいてKYOHSOに次ぐ芸歴を持つ。個々の能力が高く評価されるがゆえに様々な型を持つことが可能。
*バンド名由来;to over loadを偏訳した「負荷以上へ」とto overloadを直訳した「過負荷に」をかけ、「過負荷に生きつつその先へ」といった意味合いを込め命名された。
因みに、本人たちのこれまでを鑑みた環境への皮肉も含んでいるがこの意味合いはメンバー当人達、近しい人物しか知り得ない。
*メンバー;TOLのメンバーは一貫してとある才能、価値を期待された人物である。詳しくは以下記載とする。
Vo.汐海菜都美;
海外における生態研究にて複数人の優位遺伝子から造られたデザインベビー。研究における唯一の成功例として注目されるも研究自体が検討段階であり思わぬ実例であったため、その後研究が「非人道的であり許容されない」と頓挫すると同時に出生に関する記録を書き換えられ、本国を離れた所在とされるため、研究所唯一の日本人研究員にて引き取られる。研究員より出生に関する情報は秘匿されていたが自身でも何となく察していたことに加え、引き取り手となった研究員から自身の身の上を知らされる。研究の頓挫がなかった場合、彼女は遺伝子元に基づいた方面での活躍が期待されていた(政財界、バイオ研究、数学会、スポーツ界、電子研究など)。本人曰く音楽会に足を踏み入れた理由は自身に“仕込まれた”遺伝子に音楽界隈のものがなかったことと、少しのきっかけであるとか。
Gt.&Cho.加島冴;
リゾート、アミューズメント運営にて全国的に有名な『加島財閥』の御曹司。幼少時より、家の掲げるノブレス・オブリージュの信条のもと多くの責任と成果、理想の体現を求められる立場にあった。本人はそれを苦と捉えず、求められるまま望まれるまま他者の理想として生きてきた。そのため本人も周囲も気づかぬまま彼の自己の確立は行われなかった。バンドメンバーである汐海菜都美との出会いによって自己を持つことのきっかけとなり、現在では自らが見出す価値あるもの(主にバンドメンバー)に対する執着が見られるようになる。実家との関係は良好であり、実家の広告塔としての役割となっている様子。実家の運営は年が離れた(しかし野心を燃やす)弟に託したとのこと。
Dr.芝崎大地;
さっぱりとした性格。常に自身を叱咤し前を向く強さを持つ。小学時代から走ることが好きで、中学時代は陸上競技で全中に出場した。陸上の推薦で高校に進学し大会に向け努力をする日々を送る。周囲の期待も大きく、本人の人柄も相まって仲間に好かれていた。高校集大成となる大会の直前、事故により足を故障。突然の挫折、いきなり訪れた終わりに落ち込むも持ち前の強さにより前を向き、チームメイトの鼓舞にまわる。しかし周囲にはその強さは理解されず、無理をするな、強がらなくてもいいのだと同情を受ける。いくら大丈夫だと説明しても周囲は自身に起きた悲劇にばかり目を向け、不幸せをなぞった。自分は立ち直ることすら許されないのか、大舞台で悲劇の挫折を味わった不幸な存在として一生を過ごすことを求められるのか、自信を鼓舞することでは乗り切ることのできない絶望に怯え自宅に閉じこもる日々を送る。心配した両親に連れ出され訪れた病院にて加島冴と出会う。この出会いによって救われることとなる。
Ba.立羽向
華道家元の一人息子として誕生、当然跡取りとしての道を歩んできた。期待に応えることは当たり前。華道を極めることは当たり前。自分はそうなるために生まれたのだと両親から教えられ、人は用意された役割のために生きるものであると思っていた。中学時の進路希望を提出した際、友人達が未来の展望を語る様子から友人達には選択肢が用意がされていることに疑問を抱く。世間とのズレを認識した後、両親との関係とともに素行が悪化。バンドに興味を持ったのは当時の友人に誘われライブハウスに訪れたことがきっかけ。その際、友情出演していたTo Overloadのパフォーマンスに傾倒。特にVo.の汐海菜都美とCho.加島冴へのあこがれを抱いた。
Key.&Pf.明日河瞳子
少女時代より数多のピアノコンクールで最優秀に輝いてきた天才ピアニスト。ピアノを弾くことで両親が喜んでくれるのが嬉しくて練習を重ねるうちに受賞するようになる。しかし、次第に期待されるのはより良い賞の受賞となった。両親に喜んでもらいたい一心でより過酷な研鑽を重ねる。とあるコンクールにて演奏中の感覚があやふやであることに気づくものの気づいた時には彼女の目が鍵盤を視認することはなかった。それでも血のにじむような研鑽は実を結ぶ。いつものように手に入れた両親からの賞賛と最優秀賞。そのどちらもが視界に映らなかった。そのことがひどく寂しくて鍵盤を弾くことはできなくなった。一人だけずっと心配をしてくれていたのは幼馴染の芝崎大地。その大地の勧めでTo overloadのメンバーと出会うこととなる。