…どうしてこうなった。

それは1学期の中間試験が終わってから数日後のことだった。


「では、自己紹介をお願いします」

「「「「…」」」」


僕達E組の皆は殺せんせーの隣に立っている女の子を見て絶句していた。


「あ…え、と…浅野優良といいます」


……が、きっと、皆、心では、こう思ってる、はず。


((((何がどうしてこうなった…!!))))


確かに昨日「明日、新しい子がE組に転入してきます」と殺せんせーは言っていたけど、だって、この子…この子……。


「A組から、来ました」


そう、あのA組の生徒…なのもそうなんだけど。


「こ、これからよろしくお願いします…」


あの理事長の娘だ。
しかも前に愛が付く、愛娘だ。
成績だってE組に落ちるような子じゃないのに、なんで……。

説明を求めるように殺せんせーを見れば「君たちにとって良い仲間になるでしょう」と嬉しそうにしているだけだった。
代わりに烏間先生に視線を向ければ、難しい顔をして一言「…コイツがたぶらかしたそうだ」


(たぶらかしたって…)


その言葉を飲み込めずにいると付け足すように理事長曰くと烏間先生は言った。

暫く考えてから皆何かに気づいたようにはっとして殺せんせーを見た。
それと同時に殺せんせーは視線を反らした。


「…」

「「「「…」」」」


暫くの沈黙の後、わざとらしく口笛を吹き出した殺せんせー。
それを見て瞬時に悟った。


―――理事長は納得していないと。


…只でさえ理事長に目をつけられてるというのに、睨まれるだけではすまなくなるかもしれない。



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CrystalpalacE