サディスティック

※R-18(閲覧は自己責任でお願いします)

荒い息が忙しなく部屋に響く。時折苦しそうに息をつめると、欲しがっている刺激は弱められた。
包み込むように白魚の指先が自身に触れ、もう限界だとソレは解放の時を待っていた。

「はっ、はっ、…ぁ、く…ああっ」
「フフ、イけないの…つらい?」

絶妙な力加減で、絶頂に達しないように管理されたデミウルゴスの欲望をしごきながら、first nameは嗜虐的な笑みを見せた。
今日は満月。どうも悪魔というのは周期的に嗜虐性が増すようで、今日のfirst nameは普段の彼女からは想像もつかないほど、デミウルゴスを酷く攻めた。

「ああっ…first name、さま…っ、あ、イクっ」

ようやく訪れそうな絶頂に、デミウルゴスは懇願するようにfirst nameを見た。
雄の先が震える。もう何度も頂きに到達しようという寸前で止められた欲望は、血管を浮き出しながら、指先が触れるごとに反応を示していた。

「ダメよ、我慢して?」
「あぁ、はぃ…っあ、…やめッ」

達することを禁じたのとは裏腹に、first nameの手はデミウルゴスの自身にしっかり触れ、追い立てるように上下に刺激した。
他ならぬfirst nameの命令に従おうと懸命に腹に力を入れるが、快楽が追い立ててくる。無理やり引きはがすことも到底できない。
今すぐ出したいという本能を忠誠心で律する。自然と唇を噛みしめ、興奮で伸びた牙のせいで流血することすら快楽となる。

「必死にっ…ちゅっ、ちゅぱ、耐えてるの…んっ、かわいい」
「い、いけま、せんっ!口にっあ、くっ…、ああ!」

口に含み、舌で鈴口を責め立てると、デミウルゴスは痙攣した。
彼の矜持ゆえだろうか、イったはずだが、漏れ出した精液はわずかで、無理にとどめようとしたせいかドライオーガズムのように何度もビクビクと痙攣をしている。
その様子を蕩けたような目でfirst nameは眺めた。
大好きな悪魔が、自分の一言を守るために必死に快楽に耐えている。出してしまったところでfirst nameは全く怒るつもりなどなかった。寧ろあれだけ高められて良く我慢できるものだと感心さえしている。
口に出されてもそれを種になじりながら楽しもうと思っていたが、これはこれで大そう愛おしいと、first nameは心を震わせた。

「はーっ、はーっ、はーっ」
「私の言いつけをこんなに守ってくれるなんて…ご褒美をあげないとね」
「ああ、っfirst name様…どうか、ご慈悲をっ」
「まだ言葉を選ぶ余裕があるのね、フフ」

未だ痙攣を続ける下半身を優しくなでた。面白いくらいにそれは素直に反応する。
慈悲を懇願する瞳は涙でぬれ、もう少し虐めれば快楽で溢れてしまいそうだ。
それを見てさらに心が刺激されるのを冷静な部分のfirst nameは自覚していた。最上位悪魔の度し難い破壊衝動と嗜虐性が鎌首をもたげる。

「私も…欲しくなっちゃった…中に出さないでねっ」
「それはっ、くっ…ああ、あぁっ」

欲望が出せず敏感になっているデミウルゴスの逸物を、first nameは自身の中に迎え入れた。
最上位悪魔に相応しい、長く固く熱いそれが体内に埋め込まれていく。
散々愛おしい痴態を目にして興奮したfirst nameの身体は、精を吸い取ろうとそれにキツク吸い付くように締め上げる。既に限界にもかかわらず、ゴムもつけないまま中に出すことを禁止され、デミウルゴスはさらに限界を超えた我慢を強いられた。

「んっ、あっ……、ぁ、はぁ…っ」
「……っく、はっ、はっ、first name、さま…もう、あっ」
「もう…、なぁに?」

ちゅぱ、ちゅぱ、じゅぶ、っと粘着質な音が2人の耳を犯す。
興奮から開いた瞳孔にデミウルゴスが映りこむ。その顔にはとにかく直ぐに吐き出したいと書いてあった。
たまらずfirst nameはデミウルゴスに口づける。舌を絡め、息もできないほど絡める。抑えきれないデミウルゴスの喘ぎ声が口づけの間から漏れる。
命令に反して、もはや我慢できないのか、デミウルゴスの腰は絶頂に向けて刺激するように動いていた。

「あっ、アッ…、どうか、くっ…ああっ」
「…っ、あ…アンっ、やっ…奥、ダメっ」
「どうか、…ごきょか、を…っつ、ああ、中にっ、ださせ、てっ、はっ…あっ」

デミウルゴスのプレートが付いた尾が、first nameの細い尾に絡まる。
それさえもまるで交尾をしているのように、卑猥に絡みついてくる。
懇願する瞳からは徐々に理性がかけており、口先では許可を求めつつ、離さないとばかりにデミウルゴスはfirst nameの身体を抱きかかえ、腰を振った。

「ちょう、だい…っ、全部、出してっ」
「はあ、っあ、first nameさま…っ、出ますっ、あっ、ああ」
「っ…あん、や、ああ、やぁ…っつ!」
「first nameさま…、first name、さま!」
「やっ、ああ、ああっ!」

びゅる、と音がでるほどの勢いで、精が放たれた。
より奥へと流し込もうと、きゅうきゅう締め付ける膣壁を押しのけ、デミウルゴスは最奥へと自身を擦り付ける。
相乗する快楽により、first nameを抱きしめる力が強くなる。無意識か、尾もfirst nameの右足に巻き付き、快感により逃げようとする腰を離れないように押さえつけている。

「んっ、…あっ…、あっ」
「はっ、はーっ…くっ、はっ」

ゆるゆると腰を動かし、最後の一滴まで膣内に収める。
荒い息を整えるよう、上を見上げ目を閉じると、デミウルゴスは腕と尾を緩めfirst nameの中から逸物を抜き出した。
相当量を出したせいか、ぬちゃ、っという粘着質な音を立てそれが引き抜かれる。栓がなくなり留まりきらなかった白濁がドロリとあふれ出した。
デミウルゴスは自身に興奮の火種がくすぶるのを感じた。

「申しわけ…ございません…ご無体を、お許しください」

言い終わるやいなや、欲望をぶつけるような濃厚な口づけが贈られる。
くすぶった火種をごまかすかのように、何度も何度も舌をからませ、最後に唇を甘噛みして、ようやく解放された。

「衝動は、いかがですか?」
「お陰で大分、発散できたわ…、もう何時もみたいにしてちょうだい」
「もういいんですか?first nameが物足りないのでしたら、何度でもお付き合いしますよ」
「フフ、そんなこと言って…デミウルゴスの方が、興奮してるでしょう?」

見ると彼の逸物は既に次を望んでいるようだった。
さっきまでのしおらしさは何処へやら、最上位悪魔は相応しい笑みを湛え、first nameを組み敷いた。

「first name様、と許しを請いながら攻められるのも、それはそれで良かったんですがねえ…一度攻め始めると、どうも興奮してしまいます」
「悪魔の性だもの、仕方ないわ」
「次は私を満足させてください…」

この先につかわないバードキスをし、デミウルゴスは首筋に舌を這わせた。
既に興奮したように荒い息が肌をくすぐる。

「ん、…デミウルゴス様って、呼んであげましょうか?」

デミウルゴスの背中を指でなぞりながら、挑発するようにfirst nameは言った。
視線を合わせるように顔を上げ、デミウルゴスは二、三度瞬きをした。

「そんなことされては、本当に歯止めが利かなくなります。魅力的ですが、本日は余裕がないのでまたの機会で」

深い口づけが贈られる。
今度こそfirst nameは何も言うことをせず、デミウルゴスに身を任せた。

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